7/26日に第25回SGオーシャンカップの優勝戦が行われました。見事に峰竜太選手の優勝で幕を閉じました。ニュースをまとめました。
おめでとう!!峰竜太
徳島県・鳴門ボートのSG「第25回オーシャンカップ」は26日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、4号艇の峰竜太(35)=佐賀=が4コースからコンマ08のSで差しを決め、2018年・グランプリ以来ビッグ通算3回目でこの大会は3年ぶり2回目の優勝。賞金3300万円を加算して今年の獲得賞金額は1億円を突破、同ランキングはトップに躍り出た。2着は本番3カドに引きトップSでレースを作った茅原悠紀、3着にはイン立て直し道中で枝尾賢に競り勝った瓜生正義が入った。
勝つのは自分だと信じていた。1Mの展開を味方につけた峰が、18年グランプリ以来のタイトル取りに成功。今大会のキャッチコピー『夏は波に乗ったもん勝ち』は、「僕のためのキャッチフレーズですね。完全にビッグウエーブに乗りました」と手放しの喜びようだ。
本番で茅原がイチかバチかの3カドを選択。峰にとっては「想定外」だったがゼロ台のSを踏み込むと、殺到する1Mに内はガラ空き。機敏な二番差しでBS加速へ。「自分が信じた出足が実になっていた。ナンバーワンクラスのいい足をしていました」と胸を張る機力で突き抜ける。涙をこらえてピットに引き揚げると、同支部の古賀繁輝らが駆け寄り祝福。GP初制覇後に「これが最後」と一度は涙と決別したが、込み上げる思いは抑えきれなかった。
16年に鳴門で開催された第21回大会は予選トップながら準優でコンマ04のF。そこで味わった悔しさが、成長への原動力だ。「蒲郡(15年メモリアル)と鳴門の敗戦が自分の財産。あれが今の自分をどんどん強くしてくれている」。失敗を糧に目覚ましい進化と活躍。5年連続年間勝率1位、4期連続同1位など続々と記録を打ち立てた。
優勝賞金3300万円を手にし、獲得賞金は大台1億円を突破した。さらには今年11Vと爆走中。「みんながあこがれるようなカリスマ性を上げていきたい。全部のSGを取れればすごい存在になる。誰も狙えない勝率と優勝回数を取りたい」。理想とする最高のボートレーサーにまた一歩近づくボートレース界の絶対エースが、年末に向けたSG戦線をとことん盛り上げる。
SG第25回オーシャンカップは徳島県・鳴門市のボートレース鳴門で26日、最終日を迎え、優勝戦が行われた。
やや強い4mの向かい風が吹く中で、12R優勝戦は激しいレースが展開された。優勝したのは峰竜太【写真】。今年の絶好調さがファイナルでも存分に生きた。
スタート展示は枠なりの3対3だったが、本番は茅原悠紀が3コースのカドに引っ張った。2対4の隊形から、スリットを先制したのは茅原だった。コンマ06のトップスタートを決めて、果敢にまくろうとした。しかし、その動きを止めた2コース山口剛がイン瓜生正義にツケマイ攻撃。すると、瓜生も応戦して、1マークは内枠両者のターンが流れた。茅原はやや差すタイミングが遅れたが、峰は1マーク手前から急角度のハンドルを入れた。バックは茅原と並走状態に持ち込み、2マークは内有利に峰が先取り。3度目のSGタイトルを手中に収めた。
優勝直後のインタビューでは、「うれしいです。(SGは)1枠でしか勝てなかったので、新鮮です。すごく楽しめた」と話した。
今年は進化が止まらない峰。一般戦を含めて何と11度目の優勝。前節はG2三国全国ボートレース甲子園を制し、これでG2→SGと連続Vを果たした。峰の強さは一体、どこから来るのか。攻撃、スタート、ターン。どれを取ってもトップクラスなのは間違いない。しかし、ここまで成長するのに、並大抵ではない努力をしてきた。数年前のことだが、フライング休みに自主練習を行い、ターンの切れ味に磨きをかけることもあった。峰はその姿を動画で撮影して、YouTubeなどに公開。当然、ライバルたちが見るだろうが、それもお構いなし。情報を発信しつつ、自らをさらに高めて、存在感を際立たせてきた。さらにエンジンを最大限に引き出す努力も忘れてはならない。今節は2日目に3、6着と取りこぼした以外は、力強いパワーで結果を出してきた。
今年の獲得賞金は1億円を超えて、1億803万円に。もちろん賞金トップ。今後のビッグ戦線で誰が峰を止めるのか。それとも、誰も寄せ付けずにぶっちぎりの強さを続けるのか。これからもボートレースから目が離せない。
26日、峰竜太(佐賀=35)の圧勝劇で幕を閉じたボートレース鳴門のSG「第25回オーシャンカップ」優勝戦。雨中の決戦となったレースは3コースのカド位置茅原悠紀(岡山=33)が先制攻撃を仕掛けたものの、これを2コースの山口剛(広島=37)がブロック。その勢いのまま先まくりを敢行したが、これにインコースの瓜生正義(福岡=44)も抵抗して、1Mは両者がもつれる展開。この間隙を峰がズバッと差して、バックストレッチ最内を伸びて2M先取りからそのまま3周回、先頭を走り切った。
勝った峰は茅原が意表をついて3カドに引いた時には「不穏な空気を感じた」と笑いながらも「スタートは自分が(茅原を)連れて行けばいいし、二番差しになっても届く足を求めてペラを叩いて、そこがきていたんで」と自信満々の仕上がりが冷静な二番差しを選択させた。
これまでは「1枠じゃないと優勝する資格がないと思っていたけど(1枠じゃなくても)取れるものなんだなと思った」と自らの成長を実感。SG初優勝もオーシャンカップ(2017年=まるがめ)とあって、表彰式では「トロフィーを渡されて、あの時の感じを思い出した」と感慨に浸った。また、鳴門といえば16年のオーシャンカップで準優Fの苦い思い出もあるが「あの悔しい思いは忘れていない。あれが自分の財産になったので、鳴門にはお礼を言いたい」と失敗が糧になったと明かし、今後は「ボートレース界の華になりたい」と意気込む。
優勝戦が雨だったからこそ、水色のカポックを着た峰が雨の物語をつむいだ。オーシャンカップという物語の終わりに、こんな雨の日、似合いすぎてる。
※みね・りゅうた 1986年3月30日、佐賀県生まれの35歳。2004年11月、からつ戦でデビュー。あの有名タレントと同姓同名だったことに加え、持ち前の人柄、キャラクターの良さもあって当時から人気があったが、そのネームバリューに負けない実力の持ち主となった。SG3勝、生涯獲得賞金は11億4949万円超。艇界トップを疾走する超強豪だ。
白熱の攻防を繰り広げたボートレース鳴門のSG「第25回オーシャンカップ」は最終日の26日、第12Rでベスト6による優勝戦が争われ、4号艇・峰竜太(佐賀=35)が4コースから差し切り快勝! 絶好枠だった瓜生正義(福岡=44)らライバルたちを一蹴した。
前節の三国GⅡ「第2回全国ボートレース甲子園」に続く連続Vで、今年早くも11回目の優勝を飾った。SGは2018年12月の住之江グランプリ以来、通算3度目のV。オーシャンカップは自身初のSG制覇となった17年・まるがめ大会以来、2回目の制覇となった。
鳴門ボート:オーシャンカップ>◇SG◇最終日◇26日
優勝戦が12Rで行われ、峰竜太(35=佐賀)が4コースから2番差しで伸び切って混戦を抜け出した。今年は11度目、SGは18年12月住之江グランプリ以来3度目の優勝。2着に茅原悠紀が入り、1番人気の瓜生正義は3着だった。
進入は本番で茅原が3カドに引いて、12・3456の4対2。茅原がコンマ06のトップスタートで攻めたが、2コース山口がブロックしつつ、ツケマイ攻撃。これに瓜生が応戦して、1Mは内枠両者が流れた。峰は茅原との差し合戦となり、内有利に2M先取りした。
勝った峰は「うれしいです。(SGは)1枠でしか勝てなかったので、新鮮です。すごく楽しめた。楽しさだけのSGで終われて悔いはないです」と、最後は少し言葉を詰まらせていた。
払戻金は2連単(4)(3)3600円、3連単は(4)(3)(1)9350円。