多摩川のレディースチャンピオン(8月5日〜10日開催)は2日目が終了した。厳しい出場権争いを勝ち抜いてきた女子トップレーサーたちが集う大会だけに、どのレースも見応えある戦いばかりだ。今節出場メンバー52人の実績を合計すると4399優出785V(一人平均85優出15V)。まだ優勝歴がない選手はたった4人しかいない。
その4人が喜多須杏奈(7優出0V)、倉持莉々【写真上の左側】(7優出0V)、出口舞有子【写真上の右側】(2優出0V)、西橋奈未(2優出0V)だ。
レディースチャンピオンの歴史をひも解くと、G1に昇格した2000年以降に21大会が行われているが、優勝歴ゼロの選手が「優出」したケースはわずかに3件。2000年の松瀬弘美(開幕当時10優出0V)、2002年の水口由紀(同5優出0V)、2010年の鎌倉涼(同8優出0V)だけだ。松瀬は優出4着、水口は優出5着、鎌倉は優出4着に終わっており、G1のレディースチャンピオンでデビュー初Vを飾った選手はまだ一人もいない。
G1でのデビュー初優勝といえば、2018年のヤングダービーで関浩哉が達成したのが記憶に新しいところ。これが1988年四国地区選手権での山下将人(引退)以来で約30年ぶり2人目という記録だった。今節もし喜多須、倉持、出口、西橋のうちの誰かが優勝すれば、史上3人目の快挙ということになる。
シリーズ2日目を終えた時点で、喜多須が3・5着で予選41位、倉持が5・2・3着で予選24位、出口が3・3着で予選18位、西橋が転・4着で予選51位となっている。まずはこの4人のなかから何人が準優へ駒を進めてくるのか注目したい。
今節手にしたモーターは、喜多須が2連対率1位の64号機、西橋が2連対率2位の45号機、出口が2連対率3位の34号機とトップ3をV歴ゼロ組が独占。前検タイムでも喜多須が1位タイ、出口が5位、西橋が6位タイと上位に食い込んでいる。
また倉持が手にしたモーター74号機は2連対率こそ17位だが、5月のヴィーナスシリーズで谷川里江が予選を2位通過して優出3着に入るなど、これまで5節走って2優出の実績。平均展示順位2.26(今節開始前時点)は多摩川現モーターで1位となっており、"隠れエース機"との呼び声も高い好モーターだ。
ここまで4人ともまだ1着を奪えていないが、機力的には十分戦えるパワーがあるだけに3日目以降楽しみにしたいところ。V歴ゼロ組4人が優勝争いを沸かせる展開になれば、今節の見どころがまたひとつ増えてくるに違いない。
yahoo
正直、今節は厳しそうだけど是非頑張って早く優勝して欲しい!!
伸び盛りだと思うし、大舞台を経験して一皮むけて今後の大活躍につなげて欲しい