尼崎ボートレース場(兵庫県尼崎市)で、ボートレーサーの松本勝也選手(48)がレース中に転覆。後続艇と接触して病院へと搬送されたが、午後4時12分、西宮市内の病院で死亡が確認された。
「第63回近畿地区選手権競走」と銘打って行われた、強豪が集うG1競走の第4日、第9レースの1周2マークでの出来事だった。関係者によると、事故後に直ちにレスキュー艇によって救助されたが心肺停止の状態。AEDなどで蘇生作業を行ったが実らなかった。
松本選手は丁寧な物腰で、人望も厚いベテランだった。SGやG1での優勝こそなかったが、ビッグレースの優勝戦にもコンスタントに乗る一流選手。96年から24年間、ボート界最高クラスのA1級をキープしていた。この日の第12レース終了後に関係者から選手班長に死亡が伝えられ、一報を耳にして涙を流す選手も大勢いた。
レース開催中の選手事故死は、13年11月の下関ボートレース場での鈴木詔子選手以来で31人目。ボートレース尼崎では04年以来2回目の死亡事故だった。
◆松本 勝也(まつもと・かつや)1971年9月1日生まれ。兵庫県出身で兵庫支部所属。91年4月登録の68期生。通算6838走1798勝。優勝42回。G1優出21回、SG優出2回。昨年の獲得賞金は約3000万円。生涯獲得賞金は約9億7500万円。身長1メートル62、体重53キロ。血液型O。
スポニチ
ご冥福をお祈りします。
ボートレースに興味を持ってから始めてこういう事故が起きてしまった。やはり危険なスポーツで選手は命がけなんだなと・・・