全国の西山ファン、東スポ読者の皆様、ご心配をおかけして申し訳ございません。
前節のボートレース福岡の一般戦で2日目(2月21日)11Rのレース中に右肩を脱臼してしまい、途中帰郷となってしまいました。
でも、もう大丈夫ですよ。右肩は少し脱臼しやすい状態になってしまっているようですが、休んでいる間に病院に通ってしっかり治療してもらいました。3日にはGⅠ開設64周年記念「太閤賞」が開催されるボートレース住之江に無事、到着しました!
脱臼したのが右肩ということで普段の生活にも支障があるのでは、と心配してくださるファンの方も多いと思いますが、ボク、左利きなんです。
実は、ボートレーサーは左利きの人が多いんですよ。自動車では加速するために足でアクセルを踏みますよね。ボートレースで、そのアクセルの役割をするのがボートの左下にある「レバー」です。ボートレースファンの方はご存じだと思いますが…。レバーを握れば加速して、レバーを離せばスピードはダウンします。ロスなくレースをするためにはハンドルさばきと、レバー操作が重要になってきます。そして、そのレバー操作は左手で行います。微妙な力加減が要求されるので左手をいかに上手に使えるか、が大事になってきます。だから、ボートレースでは左利きの人の方が有利という話もあります。
左手をできるだけ思い通りに使えるようにするため右利きの選手が、あえて左手で箸を持って食事する訓練をすることもあるそうです。それだけ左手が重要ということですね。
そして、いよいよボートレースの最高グレードレース「SG」がスタートします! 今年の第1弾はボートレース福岡で3月23日に開幕する「ボートレース クラシック」。今年は、この「クラシック」をはじめ5月のボートレース若松「オールスター」、7月のボートレース芦屋の「オーシャンカップ」と福岡県内のレース場でSGが3大会も行われます。やっぱり地元のSGで活躍したいという気持ちはすごくあります。福岡県で3つもSGがあるんですから、このチャンスをモノにしたいですね。
特にボートレース福岡では今回、途中帰郷してファン、関係者の皆様にも迷惑をかけてしまいましたから、その分も、しっかりクラシックでは結果を出したいです。
西山貴浩
1987年5月15日生まれ。福岡支部の97期生。2005年11月の若松でデビュー。2008年9月の若松で初優勝。2020年9月の徳山ダイヤモンドカップでGⅠ初優勝。同年12月にはグランプリ初出場で初優出。SG優勝は未経験。通算40V(GⅠ2V)。2020年の獲得賞金額は9437万1120円。座右の銘は「笑う門には福来る」。トーク力、開会セレモニーのパフォーマンスはボートレーサーの中でも随一。「ボート界のエンターテイナー」としてレースはもちろん陸に上がってもファンを楽しませている。