【貴浩西山のキャビらない話】まさか、こんな事態になるとは…。
新型コロナウイルスの感染拡大でいろいろなところに大きな影響が出てしまっています。ボートレースも無観客でレースを開催するという事態になりました。やっぱりお客さんあっての選手。スタンドにたくさんお客さんがいれば気合も入ります。誰もいないスタンドは寂しすぎます。いつもと景色が違って大時計もちゃんと見えなくてSも難しかったです。やっぱりお客さんは神様です。
開催中は出場選手が約1週間、一緒に生活するわけだからメチャクチャ濃厚接触です。誰か一人が感染したら選手間にも一気に広まってしまう危険性がありますから気をつけなきゃいけませんね。
そんな中、奇跡的に平和島SGクラシックの出場が決まりました。1月に出場選手が発表された時点で予備3位。地区選手権でクラシック出場権を持っている選手が3人優勝すれば、予備から繰り上がり出場できるという状況で、もちろん九州地区選で優勝すれば自力で出場権を手にすることができます。何とか優出はできたんですが、優勝には届きませんでした。
結局、クラシック出場権を持って地区選を優勝したのは太田和美さんと池田浩二さんの2人で僕は予備1位まで繰り上がりましたがクラシック出場はあと一歩届かず…。と思っていたら川北浩貴さんが公傷で欠場、僕も出場できることになりました。ケガで出場できなくなった川北さんの分も頑張ります! ヒロタカ(川北浩貴)の代打でタカヒロ(西山貴浩)。名前の漢字をひっくり返しただけですから…(笑い)。
さて今は鳴門のGⅡレディースオールスターが開催中ですね。女子といえば福岡支部の後輩・大山千広ちゃんが大ブレーク中。もちろん彼女もすごいけど、その土台となっているのは日高逸子さんや小野生奈だと思います。日高さんや千広ちゃんのお母さんの博美さんが頑張って女子選手の基礎をつくって、その姿を見て育った生奈がしっかり結果を出す。そして、生奈の背中を見ていた千広ちゃんの今がある。日高さんをはじめ福岡支部のベテラン選手の貢献度は計り知れないと思いますよ。
その日高さんはからつ九州地区選の打ち上げでは相変わらず酒に飲まれてましたが…(笑い)。
最後に…。九州地区選を最後に原田富士男さんが引退されました。「北九州のドン」という存在でしたから、僕ら北九州出身の選手はすごくお世話になりました。その引退シリーズの宿舎では同部屋だったので、毎晩いろいろな話を聞かせてもらいました。そして打ち上げでも一緒に飲むことができて、本当にうれしかったです。
富士男さん、お疲れさまでした!
☆にしやま・たかひろ=1987年5月15日生まれ。福岡支部の97期生。2005年11月の若松でデビュー。08年9月の若松で初優勝。通算36V。GⅠ、SGの優勝は未経験。今年1月31日に通算1000勝を達成。19年の獲得賞金額は4797万4000円。座右の銘は「笑う門には福来る」。家族は千晴夫人と1男1女。身長169センチ。血液型=A。
東スポ