さてさて、あなたはニッシーニャジャンプを知っているか!? まず右手を高々と掲げ、左手を腰に回して、数回ピョンピョンと跳ねる。途中で右手と左手を入れ替えて、また数回ピョンピョン。これがニッシーニャジャンプだ! さらに両手をぐるぐる回したりしていて、ようするにこれはストレッチ。レース直前、展示後にいったん脱いだカポックと勝負服を着こむ直前に、出走待機室の前でやっているルーティンなのである。精神統一も兼ねてるのかな。大の酒好きで、おどけた素振りばかり見せている西山貴浩は、実はやっぱりアスリートなのである……などと書いたら営業妨害とか言われるかな(笑)。なんだかんだ言って、この男、根は真面目なんだと僕は思います
予選2日目
出迎えた仲間たちに対して峰は、ヘルメット越しにもハッキリとわかるほど、弾んだ声で応えていた。気分良さそうだなー。それを見て、突っ込まずにいられないのはもちろんニッシーニャ! なんだかんだと峰に声をかけ、峰はおかしそうに笑うのだった。なんだかんだで仲いいんだよなー、この二人。峰が突っ走れば突っ走るほど、ニッシーニャの突っ込みが炸裂する、そんな一節になるかも!?
予選3日目
あ、あと西山貴浩がペラ室から出てくるのを見かけたが、なんか一味違う雰囲気。ここまでなかなか突き抜け切れていないから、今日は気合満点か……と出走表を確認したら、5R1号艇ですか。なるほど、絶対に落としたくない1号艇。勝負師西山、しっかり力がこもってます!
ボート界のエンターテイナー、西山貴浩(34=福岡)が5Rを逃げ切り、今節の初勝利を挙げた。得点率は6・50(4走26点)まで上昇した。「3日目からは僕の時代が来ます。やりますよ」を有言実行したが、レースは最後まで池田浩二に追い詰められて薄氷の勝利。レース後には池田に「抜かせろよ」とカポックを着たまま後ろから抱きつかれて、へろへろになるシーンもあった。
「浩二さんにケツを見せてやりましたよ」と話す一方で、「エンジンはいいのに、ペラを合わせられなくて前に進まないんです…」とコメントも泣きが入った。
予選最終日
西山貴浩選手まさかの、不良航法で減点・・・ 予選突破ならず、ファン目線で愚痴を言うと 「ニッシーニャの2週2Mより12Rの峰竜太選手の1周2Mの方がよっぽど危ねーよ」 アグレッシブなのが二人とも魅力だけど・・・