は~い、西山貴浩でございます。皆さま、お元気ですか? 西山はいつも通りゼッコーチョーですよ。
ただ、ボク以上にゼッコーチョーなのがポンコツ会会長の大庭元明さんです。8月23日の鳴門で優勝するなど今年は6優出2Vです。51歳にして〝春〟を迎えております(笑い)。8月は若松のお盆シリーズなど一緒に出場したシリーズも多くてポンコツ会の林惠祐さんによるとボクと大庭さんは22日連続で一緒にいて、これはアジア記録だそうです。ちなみに世界記録は24日連続。この世界新記録を目指すか? 目指すわけないじゃないですか! もう22日間で、おなかいっぱいですよ(笑い)。
さて8月のSGメモリアルです。地元のボートレース若松さんに推薦していただいて出場。何とか期待に応えたかったんですけど、予選敗退となってしまいました。すいません。
エンジンは良かったんですけどね。プロペラをうまく調整することができませんでした。いつもボクはエンジンを受け取ったら、まずプロペラを自分の形に叩き直すんですけど、今回は前操者の和田兼輔のクセが強すぎて叩いても叩いても和田の顔が出てきてしまいました。勝負駆けの予選最終日もピット離れ仕様の調整をしたんですけど、ピットを出てから飛ばなかったですね。失敗でした。
ただ、これも自分の問題。ボクの調整力不足を痛感しました。今後に向けてプロペラ調整をしっかり見直します。賞金ランキングもメモリアルを終えた時点で16位と下がっています。9月はSGがなくて宮島、鳴門とGⅠが続きます。今年は記念で優勝戦に乗ったのは1月の江戸川と6月の福岡の2回だけと少ないですからね。まずは優勝戦に乗ってしっかり賞金を加算したいですね。
メモリアルの優勝は原田幸哉さん。池田浩二さんも地元のSGでしっかり優勝戦に乗ってきました。やっぱり浩二さんはすごいですね。しっかり減量して節間の執念もすさまじかったです。そして浜野谷憲吾さんはうまいですね。本当にファンタジスタです。このレベルのレーサーはもともと地力があるから、ちょっとしたきっかけで一気に行きますね。
最後に今月のビッグレースは徳山のプレミアムGⅠヤングダービーです。同世代が集まるから、みんな意地とかライバル心をむき出しでしたね。ボクも優勝できそうでできなかったこともあったし、もう取りたくても取れないタイトル。だから、羽野直也、仲谷颯仁の福岡支部の後輩には何とか勝ってほしいですね。この2人は優勝候補でしょうし、特に仲谷には、このタイトルを取ってほしいです!
☆にしやま・たかひろ 1987年5月15日生まれ。福岡支部の97期生。2005年11月の若松でデビュー。2008年9月の若松で初優勝。2020年9月の徳山ダイヤモンドカップでGⅠ初優勝。同年12月にはグランプリ初出場で初優出。SG優勝は未経験。通算41V(GⅠ2V)。今年の獲得賞金額は4944万2532円(16位=メモリアル終了時点)。座右の銘は「笑う門には福来る」。トーク力、開会セレモニーのパフォーマンスはボートレーサーの中でも随一。「ボート界のエンターテイナー」としてレースはもちろん陸に上がってもファンを楽しませている。