は~い、西山貴浩です。今年最大の目標だった地元中の地元・ボートレース若松のSGオールスターが終わりました。
今の率直な気持ちは「プレッシャーから解放されてホッとしている」という感じですね。でも、すごく楽しかったです。入場制限はありましたけど、本場で応援してくれたファンのおかげで盛り上がって、いい雰囲気でした。2万9068票を投票してくれた方々をはじめ、あらためてファンの皆さまに感謝です。ありがとうございました。
そのオールスター、いきなり初日が中止順延。仲良くしてもらっているオートレーサーの荒尾聡さんがツイッターで「西山がファン投票2位。そりゃ順延になるわ」とつぶやいていたとか…。あのヤロ~(笑い)。でも、荒尾さんが言うこともあながち間違ってないかもしれません。このボクが1位じゃなくて2位なんですから…。若松の神様が「何で西山を1位にせんのか」と怒ったんでしょう。若松なので「キツネの嫁入り」ならぬ「カッパの嫁入り」ですね。
この水入りはボクにとってプラスでしたね。整備する時間が増えました。この時の部品交換が当たりました。と言ってもエンジンは弱かったですね。最近エンジンの引きが良くない(泣く)。ここは何としてもいいエンジンを引きたかったんですけど…。
ただ、松井繁さんに「それも実力のうち。オレもいいエンジンを引けない」と言われました。そうですよね。エンジンを引いたのも自分自身。それも含めて西山貴浩の力ということです。今回も悪いなりに何とか準優には乗れました。その準優もすごいメンバーだったけど楽しかったです。最終日も連勝で締めくくることもできました。悪いエンジンでこの成績ですから、いいエンジンを引いたらきっと突き抜けてしまいます(笑い)。それば年末にとっておきましょう。グランプリでいいエンジンと枠番を引ければいいんです。
優勝は峰竜太さんでした。ドリーム戦、準優と峰さんが1号艇、ボクが2号艇でしたけど、やっぱり峰さんが1号艇の時の2号艇は厳しいです。1号艇で乗らないとダメですね。来年はボクがファン投票1位になります。皆さん、また投票をお願いします。
最後に守屋美穂ちゃんのファンに謝らないといけません。初日ドリーム戦の美穂ちゃんの落水失格。あれはボクが美穂ちゃんに当たってしまったことが原因なんです。申し訳ありませんでした。山口達也にも謝らないと…。あ、もう違ったか…。
☆にしやま・たかひろ 1987年5月15日生まれ。福岡支部の97期生。2005年11月の若松でデビュー。2008年9月の若松で初優勝。2020年9月の徳山ダイヤモンドカップでGⅠ初優勝。同年12月にはグランプリ初出場で初優出。SG優勝は未経験。通算41V(GⅠ2V)。今年の獲得賞金額は3534万4532円(12位=オールスター終了時点)。座右の銘は「笑う門には福来る」。トーク力、開会セレモニーのパフォーマンスはボートレーサーの中でも随一。「ボート界のエンターテイナー」としてレースはもちろん陸に上がってもファンを楽しませている。