「SG第30回グランドチャンピオンシップ(グラチャン)」がボートレース宮島(宮島競艇場)にて開催!
2020年6月23日〜6月28日の6日間
どんどん追記していきますので、是非みて下さい。
グランドチャンピョンシップとは
SGで活躍した選手が顔を揃える、SGの中でも特にレベルの高いレース。優勝賞金3千300万円のビッグタイトルになります。
簡潔に言いますとSGの中のSGといえます。出場条件を見て頂ければわかりますが、グラチャンがSG初出場という事はあり得ません。SGの成績で出場が決まってくるのです
出場条件
・前年度に開催された、賞金王決定戦競走の優勝戦出場者(6名)
・直前のSG競走である、ボートレースオールスターの優勝者
・選考期間内における、他のSG予選での得点上位者
ボートレース宮島
第30回の開催はボートレース宮島で開催されます。宮島の水面の特徴を理解する事が舟券を取る事に最も重要なポイントの一つとなります。
上記ページに宮島の特徴は解説してありますので参考にして下さい。ここにはまとめだけ書いておきます。
・水面レイアウトはセンター攻めに出やすいレイアウト
・潮位と風の変化により、スタートが難しい
・スタート難により、結果イン有利に
・イン勝率は平均以上で、無風・緩やかな風で信頼度上昇
・2・3コースは2・3着率が高め。
・「1-23」の占有率・回収率は追い風で上昇
・カドは弱め。「強い向かい風時」に1着率上昇
・5・6コースは「向かい風」で上昇
・公式サイトに選手コメント・オリジナル展示データ
ピックアップモーター
予想をするうえでモーターはかなり重要な要素になってきますので注目しましょう。
モーター成績一覧 : 2019年10月19日 ~ 2020年 6月 8日
2連対率の上位順に表記されています。
詳しくわコチラをご覧下さい。
モーター抽選結果・前検
詳細はコチラからどうぞ
72 上野真之介選手
言わずと知れた宮島の看板モーター!勝率、2連対率、1着回数、優出回数、優勝回数の全てでトップを独走する5冠王!
前検日の選手コメントは目立たないが、レースになるとその本性が現れる。
60%近い2連対率を誇り別格のエース機。
優勝は昨年11月に2回と、今年の1月と5月。季節を問わぬ快速ぶりで、使い始めから一度も、最強機の座を譲っていない。
序盤は伸び寄りで、終盤に向かうにつれて高いレベルでバランスが取れてくる。
安定板使用時など、悪条件でさらに強さが際立つ機となっている。
45 徳増秀樹選手
優勝回数こそ少ないが、その勝率が示す通り、72号機と双璧をなすモーター。
2月の地区選で地元の雄、前本選手が使用して、行き足と伸びはトップクラスの足色。
それ以降も好調を維持している。
前本泰和が2月の中国地区選で仕上げて大ブレーク。
特徴は回転の上がりのスムーズさ。行き足やターン後の加速が強力になる。
21 西山貴浩選手
このモーターも地元の前本選手が一度使用しており、そのパワーは実証済み。
初使用の時から好調を維持しており、季節の変化にも影響を受けない底力のあるモーター。
伸びも出足も強力だ。
成績的に本格化したのは4月。6日の優勝戦で、吉村正明が4カドからまくり一撃を決め、1号艇の辻栄蔵を沈めて見せた。
そこから伸び型の優良機としての存在感を確固たるものにしている。
25 魚谷 智之
7優出2優勝と、行き足、ターン回りの足、伸び足と3拍子そろったバランスが取れたモーター。
1着の回数も多い!
ただ、6着の回数もそこそこあるのが気になるか。ハマれば強力
使い始めからトップ級の舟足を誇っていたが、A1級が乗ることが少なく勝率は伸びなかった。
特徴はズバリ伸び。
71 吉川元治選手
伸び足は目立たないが、出足と行き足は常に上位レベルを維持している。
初使用から40%台の2連対率を維持して、また、3着回数が多いことが示す通り、大崩れの少ないモーターである。
スペシャル動画
出場予定選手
ドリーム戦
ここからは成績上位順の表記になります。
大好きな西山貴浩選手が成績中位で出場する事はうれしい限りです。福岡支部が今調子がいいでし、流れに乗って優勝してもらいたいものです。それにしても本当に豪華メンバーですね。
注目選手・ピックアップレーサー
西山貴浩
派手なパフォーマンスのせいか、とにかく目立つ。そして老若男女問わずファンは多い。だからだろう、昨年のSG参戦数が4回だったのが意外なほど。もっと見たいを思わせる楽しさがある。オカではコメディアン顔負けの立ち居振る舞いをする一方、レースは勝負強い。そしてコースを選ばない。「ほんとうは2コースが好きなんですが、現実は3コースが得意コース!」と語るボート界のエンターテイナー西山貴浩。見せ場満載で見る者のハートを射抜くはずだ。
峰竜太
2015年から5年連続で勝率ナンバーワンを記録し、オールスター1位選出も4年連続の峰竜太。まさに、ボートレース界の第一人者である。
2018年、住之江グランプリの表彰式で「ここにいるみんなと一緒に食事に行きたい!」と満面の笑顔で語ったのは単なるリップサービスではない。人間愛がそう言わせたのだ。『ALOHA』の精神である。 「こんにちは」「またね」など、ちょっとしたあいさつ代わりの言葉と勘違いされがちなハワイ語の『アロハ(ALOHA)』。しかし、その意味は深く濃い。
『A』は思いやりや優しさ 『L』は調和や融合 『O』が喜びや心地よさ 『H』は謙虚・慎み 『A』が忍耐や寛容を意味する。さらに、『ALO』は一緒にいることを、『OHA』は幸せ、『HA』が生命を指すのだ。地位やお金が人の価値を決めるのではない、助け合いながら自分の仕事や生き方を全うしようという峰竜太。そこに垣根はない。試行錯誤のすえ会得した調整方法や乗艇技術を開けっ広げにしてしまうのは、峰が旨とする「勝つことへの欲求ではなくて、努力することへの欲求」が根底にあるからである。
毒島誠
勝負師の条件のひとつに『記憶力』がある。一流のキャッチャーはゲーム後、スコアブックなしに配球を完全に振り返ることができる。将棋界における棋譜の記憶も同様だ。
ボートレース界では毒島誠選手がその体現者。デビュー当時から、一戦毎に調整やレース内容をメモし続けノートは山積みになっている。「いちいちすべてを見直しているわけではないんです。書くことで頭に残るんで…」と謙遜するが、記録の中には『振り返りたくないこと』も含まれる。
失敗の記憶を含めた戦歴は心に刻まれ、反骨精神や探求心につながっていく。「毎年毎年、自分なりの課題を見出して取り組む」理由である。妥協すれば成長はとまると毒島は心底知っているのだ。
嫌なこと、難しいことにも向き合い、苦しむことを受け入れるのが『勇者の条件』。それでいて『爽快さ』を失わない清々しい男である。
石野貴之
今年2月の優秀選手表彰式典、最優秀選手に選ばれた石野貴之に質問が投げかけられた。『節間中、ある程度舟足が仕上がっている時でも異次元の調整をすることがありますがどうしてでしょうか?』これに対し、石野はこう答えている。「たとえいい感じであっても、もっと良くなる可能性があればやってみたい!」。
頂点に立ちながらなお挑戦を続ける『真のチャレンジャー』と言ってもいいだろ。
高校時代、強豪校で野球をしていた石野。小兵ながらキャプテンまで務めたのは、視野の広さと責任感があったから。ボートレーサーになってもそれは変わっていない。
『ボートレーサーは如何にあるべきか』『限界を超えることができないか』を常に問うているのだ。昨年のグランプリ優勝は、レース力だけでなく、そうした『全人的素養』に与えられた最高の栄誉といえる。
菊地孝平
「夏男」という言葉を気に入っている菊地孝平は、確かに夏に強い。5冠のSGタイトルの内、8割が夏場。2005年若松メモリアル・2006年若松オーシャンC・2014年浜名湖グラチャン・2016年桐生メモリアルの4つである。
ボートレース界随一のスタート力を駆使してレースの主導権を握るスタイルがイメージだが、本当はバランサーだ。「プロペラを自分のスタイルに変えるか、前の形を尊重するかは調整の分かれ目。感性も駆使し、とらわれず判断することが大切…」と語る。
昨年暮れのグランプリトライアルセカンド最終戦で6号艇の菊地は意表を突く2コース進入を敢行したが、「勝つためにはあれしかなかった。すべてを賭けた作戦だった」と振り返っている。その時々で何が最善か、真剣に考えているのである。菊地孝平の思考は奥が深い。
白井英治
色白の顔立ちに燃える闘志を秘め、ライバルをひと飲みにする豪快なレーススタイルが持ち味の白井英治。『ホワイトシャーク』はもはや代名詞以上のブランドになった。
師匠・今村豊を心底尊敬し「超えて恩返ししたい」と遠い眼差しで話す。若い時は、ひたすらモーターやボートをタオルで拭ってキレイにしていた。「こうすると出るんです」と笑顔を幾度見せたことか…。道具を大切にする精神性がそこにあるのだ。
真面目でありながら、どこかやんちゃで度胸がある男、白井英治。簡単に言い表せないのは人間の幅と深みがあるからだろう。
妥協なく、常に先頭ゴールを狙いにいく気概と、たとえ思うようにならなくとも悔しさをみだりにださない懐の大きさが『カッコよさ』の源泉である。
前本泰和
前本泰和はファンの視線を逸らさないレーサーである。かつてこんなことがあった。髭の闘将・大嶋一也さんの引退レース(2017年11月蒲郡)のことだ。スタート展示で5号艇の前本は、6号艇の大嶋さんをブロックした。『引退レースなのに』とファンが思ったのだろう。スタンドが明らかにどよめいた。しかし、そこにはしびれるような勝負を繰り返してきた御大・大嶋さんへの敬意があった。大嶋さんは、本番で前本を抑え2コース進入。2着で選手生活の幕を下ろした(前本は4コースから3着)。後日、『最善を尽くし悔いなし』と語る前本の笑顔がとてもさわやかだった。
デビューして四半世紀余り、103回の優勝を誇るがV5以上の年が12回もある。そして今年は戸田のGⅡモーターボート大賞を含めV4。やはり強い。それでいてダントツの人気にはならない前本泰和は、『庶民の味方』と言うにふさわしい。
展望
今年で第30回大会の節目を迎える「SGグランドチャンピオン」。宮島では98、02、15年に続いて5年ぶり4回目のグラチャン開催だ。出場する52選手は昨年度のSG優出完走者やSG予選得点上位者などSG戦線で結果を残してきた猛者たちばかり。"SGのなかのSG"とも呼ばれるハイレベルな戦いが繰り広げられる。
大会連覇を目指して登場するのは柳沢一(愛知)だ。昨年の多摩川グラチャンでSG初Vをマーク。優勝戦でインからコンマ01を決めて逃げ切ったのが記憶に新しい。これまでグラチャン連覇は湯川浩司、太田和美、山崎智也が達成している。柳沢が史上4人目の快挙なるか。
SG連覇がかかるのは篠崎仁志(福岡)だ。5月のボートレースオールスターでSG初タイトルを獲得。くしくも兄・元志と同じ住之江でSG初Vを手にし、松尾泰宏・幸長以来となる史上2組目の兄弟SG覇者となった。宮島は13年の周年記念で優勝戦1号艇に乗るもフライングに散ってしまった水面。当地記念初Vを飾ってSG連続Vを果たすのか。
地元の広島支部からは前本泰和(広島)が参戦。近況は4月のG2戸田MB大賞で優勝、PG1マスターズチャンピオンで優出3着など好調なだけに楽しみだ。13年の宮島周年に続く当地2回目の記念制覇と地元SG初タイトルを狙う。
その他にもグラチャン優勝3回の大会最多記録を持つ湯川浩司(大阪)や、かつて宮島周年を2連覇した経験を持つ吉川元浩(兵庫)、12年と13年に大会連覇を果たすなどグラチャンは7優出2Vと好相性の太田和美(大阪)、昨年のグラチャンでSG初優出を飾った木下翔太(大阪)、02年に宮島グラチャンで優勝するなど当地記念4Vの今垣光太郎(福井)、4年ぶりのグラチャン出場となる瓜生正義(福岡)、昨年のグラチャンで準優Fに散った雪辱を果たしたい白井英治(山口)と新田雄史(三重)、SG連続優出中の守田俊介(滋賀)など出場メンバーはSG戦線の主役たちばかり。SGタイトルホルダー31人を含む強豪52選手が宮島に集結し、優勝賞金3300万円をかけて激突する注目の大一番だ。
グラチャン過去の優勝者一覧
開催年 | レース会場 | 優勝選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2019年 | 多摩川 | 柳沢一 | 逃げ |
2018年 | 徳山 | 白井英治 | 逃げ |
2017年 | 鳴門 | 石野貴之 | 逃げ |
2016年 | 蒲郡 | 山崎智也 | まくり |
2015年 | 宮島 | 山崎智也 | 逃げ |
2014年 | 浜名湖 | 菊地孝平 | まくり |
2013年 | 常滑 | 太田和美 | 逃げ |
2012年 | 芦屋 | 太田和美 | 差し |
2011年 | 児島 | 瓜生正義 | まくり |
2010年 | 大村 | 湯川浩司 | 逃げ |