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今村豊という人
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昨日10月8日、今村豊が引退を発表した。選手生活39年5カ月のレジェンドにふさわしい、スタンドプレイのない穏やかな会見だった。

その戦歴を語るつもりはない。人柄についてである。

会見の中で記者から「ずっと通してきたものは何ですか?」と問われ、今村は「人にぶつかっていかないことです」と言った。ボートをうまく操れず接触することはあっても、「自分からぶつかっていったレースはないです」と信念を教えてくれた。

これは『きれいなレースありき』程度の軽いものではない。
というのも、「自分より力量で劣る選手が自分にぶつかってくるのはいい」と直接聞いたことがあるからだ。
「それしか勝つ方法がないのだったら仕方ないです」と静かに語った。1年ほど前のことだ。

今村豊は、『方法論』を何より大切にした選手なのである。『勝ちさえすればいい』という考え方の対極に居続けた。『勝ち方』や『負け方』に価値を見出していたのである。結果よりも『プロセスの人』である。

その哲学は亡き父から授かった。父は『実るほどこうべを垂れる稲穂かな』を繰り返し息子に言って聞かせていた。『勝った者が威張る』のを恥ずかしいと教えていたのである。

相手がベテラン記者であっても、ボートをさほど知らないテレビのADであっても、接する態度を変えなかった原点がここにある。

『ボートをぶつけていけば勝てるが、自分はしない』という哲学は、『感情をぶつけ威圧すれば通るが、自分はしない』ということと同義である。

ボートレーサーのみならず、すべてに通用する人生の方針を、今村豊は姿勢で示し続けた偉人である。

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10月8日の引退会見でレジェンド今村豊は「人一倍ボートに乗った自覚があります」と語った。「練習をもうやめてくれと言われたこともあった…」とも話した。サイン色紙に『努力』と書いてきた背景である。

天才』『プリンス』『ミスターボートレース』『レジェンド』と年代ごとに称号を冠せられてきた今村豊。デビュー期を除き一度もトップランク(かつてはA級、現在はA1級)から陥落したことがない正真正銘のアスリートは、『才能』という言葉を自身から遠ざけていた。

「正直、運というものは人それぞれにあると思います。才能や能力も含めて。でも、それだけだったら新しい発見も進歩もありません。ボートレースで言ったら、練習で乗って乗って乗って、とことん乗り尽くしているうちに自分では分からない変化が身についてくる…。素質や才能にまかせていたらそこまでです」と力説されたことがある。

そして、こうも言った。
「すぐに出ない変化から次の結果が生まれます。がまんしてやり続けるしかない。できるまでやるしかない。強くなる秘訣だと思います」。

今のアスリートは、初めに理論ありきだ。その理論に自らの身体を合わせていく。アスリートでありながら、理論がベースとなっている。理論という下書きの上に、身体でプレーという絵を描くスタイルだ。

しかし、今村は違う。

『とことんやってみましょう。すぐにはうまくなりませんよ。近道はない。へとへとになるまでやってみましょう。やり続けているうちに自分の身体や頭で感じることや分かることが出てきます。…でも時間がかかりますよ。近道はいけません。そうして感じたり分かったことを積み重ねていきましょう。もしかしたら、今のやり方が間違っていてその前にやっていた方法が良かったかもしれませんが、でも、いいのです。あきらめずにやり続けることが大切なんですから。そして、勝ち負けはともかく、あきらめなかった人が強い人なんです』

今村豊への取材、雑談、本音の交流を通じてハッキリ言えることである。

「たとえ大きく離れた6番手となっても、ゴールまで一生懸命走る。伏せこんで少しでも前を詰めるのは当たり前」という姿勢が共感を呼ぶのは、こうした考え方が根底にあったからである。

だからこそ、今村豊は懸命に努力する弱者に優しい。

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その昔、こんなことを聞かされた。
『技術者には二通りある。一つは綿密に計画を立てるタイプで、精緻な設計を必要とする人。もう一つは設計図もほどほどに、まず始めてみてやりながら考える人…』
音楽関係の技術者の話だ。建築にしても舞台や放送関係にしても、確かにそういうことはある。
最も分かりやすいのは料理であろう。一般家庭はもとよりコックと呼ばれるプロの世界においても『レシピ』の有る無し、役割や重さが違う。「分量は適当、調味料は感覚」はよく聞く話だ。
つまり『出たとこ勝負』である。「僕はノープランです」と聞かされて驚いたのは15年ほど前。言ったのは今村豊だ。
これを39年5ケ月間、第一線で通してきた。『出たとこ勝負』で8207走し、2880回勝ってきたのだ。この勝利の中に7つのSGタイトルと48回に及ぶG1優勝が含まれている。そんなはずはないと何度も確認したが、返ってくる答えはいつも一緒だった。
「僕はノープランです」
本人の解説はこうだ。
「レースのシナリオとか組み立てをつくる選手もいるでしょうが、レースは5人が相手。さらに、コンディションという自分では操れない環境も関係する。何があるか分かりません。思い通りにいくはずがない。だから、何の計算もない素の状態でレースに臨んだ方がいい。あとはその場その場で反応するしかない」。「ただね、相手選手5人のクセは把握しておきます。瞬時に判断して反応するために必要な材料ですから。つまり段取り重視ですね」と語った。料理に必要な道具は整えておくが、メニューや調理方法は決めないで準備だけしておく。
そして、食材が与えられた瞬間、一気に調理し仕上げるのだ。
その決断や行動が早いのは当たり前。即座に判断・実行する訓練を実戦で練り上げてきたのだから…。
むろん数々の失敗もあったろう。そしてそれは、一般社会にも波紋を広げそうだ。
今の社会はあまりに『計画先行』『数値化ありき』。
計画やプランの重要性を唱え続けることで、かえって判断力や決断力を弱めることになってはいないだろうか。
今村豊という人が、静かに語りかけている気がする。
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「加藤さんのレーススタイルを見て学んできたんです」

今村豊はこう明言し、同時に「レジェンドは僕じゃない。加藤さんです」と言い切った。
“加藤さん”とはむろん加藤峻二さんのことである。

1959年7月から2015年5月まで、およそ56年間で14652走し1着が3294回。優勝120回の内、3つがSGタイトル。G1は20回優勝している加藤峻二さん。しかし、これがすべてではないようだ。60年ほど前、記録はコンピュータ管理されていなかった。きっと、隠された記録があることだろう。

全盛期、加藤峻二さんは『はやぶさ』と呼ばれ、そのレースぶりを『華麗な舞い』と称賛された。
勝ちやすい内コースを志向することなく、センター・アウトから一撃をくらわし、鋭く展開を引き裂いて人気に応えてきた。
「100円で夢を買ってほしい」「自分は庶民の味方でありたい」が加藤峻二さんの口ぐせであった。
まさに伝説の人である。

そんな加藤峻二さんを、今村豊は尊敬してやまない。
また、今村豊のようなホンモノが自分を模範としてくれているという誇りが加藤峻二さんにはある。

ふたりは、『敬意』と『誇り』でつながっている。
『敬意(リスペクト)』と『誇り(プライド)』は表裏一体、つまり一対の言葉だ。
真のプライドは、人への『敬意』を裏打ちとしている。
敬意という裏打ちのないプライドを自尊心という。

「ぼくのレーススタイルの元というのは加藤さんにあるんです。有利なところから勝ってもうれしくない。やはり不利なところから勝ってこその価値というものがある」と、今村豊は戸田のトークショーでハッキリ語っていた。2017年2月のことだ。

人を介している公の場だったからこそ言えたのだろう。おそらく、相対しては言えない心の真実だったはずだ。ステージ後のふたりは最後までどこか気恥ずかしさを感じさせていた。

その人間性は後輩にも伝わっている。
ホワイトシャーク・白井英治がビデオメッセージに寄せた「今村さん愛しています!」がそれ。決して、笑いをとろうとしたのではない。心の底から出てきた言葉にほかならない。

そうか!と膝を打ってしまった。
豊かな人の営みにあるもの、それは『敬意』『誇り』、そして『愛』であると。

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上の写真は、11年前のものである。ボートレース専門チャンネルの特番で今村豊グループを訪問した時のものだ。
そこで、いまやボートレース界の第一人者になった白井英治が「モーターやボートをキレイするのも整備でしょう!」と明言した。

今村豊は、徹底した『礼と節』の人である。
プリンスと言われ衆目を集めていた時代でも、レースが終われば戦った全員に挨拶して回っていた。自分が勝った相手には「すみませんでした!」、負けた選手には「ありがとうございました!」と90度に腰を折ってピットを走り回っていた。
『風呂場のスリッパがすべてそろっていれば今村が入っている…』はあまりに有名な話だが、選手宿舎のお茶・コーヒーの用意からピットでの前準備まで徹底して動いていた。そして、間隙を縫って試運転を繰り返していた。休んでいるのを見たことがなかった。さらに、取材には丁寧に答える。見事というほかない。

その今村豊が後輩に対して口酸っぱく説いていたことのひとつに『モノをキレイにして磨くこと』『道具を大事にすること』がある。

その教えを実践し続けた白井英治は超一流選手に成長した。
2020年10月12日現在、白井英治は賞金ランキング5位(8400万円あまり)。トップの峰竜太(1億2700万円あまり)を追っている。年間勝率は峰が8.89、白井が8.34でこの二人が並び立っている。

 

ボートレースは、モーターやボートを大会期間中、抽選で選手に割り当てる方式を採っている。つまり、選手サイドからみれば借り物を使って競走している。

「借りているものを大切にする、キレイにするのは当たり前ですし、とても大切なことです。そこに感謝の気持ちがあるから大事にするんですから…」と今村豊は昔から語っている。

 

自分の道具を大切にするアスリートは多いが、今村豊は自他を問うていない。モノであれ、環境であれ、時間であれ、…むろん人は言うまでもないが、ありがたさを感じなさいという。大きな人である。

人のスケールや大きさとは『何を成したか』ではなく、『どれだけ自分以外のことを想い行動してきたか』にある。…といえるのではないだろうか。
とかく事を成し遂げた人物をみて、『大人物』だとか『スケールが違う』とか『オーラ』があるなどと言ってしまいがちだが、何のことはない。大きくなるには『モノを、環境を、時間を、そして人を大切にする』しかないのだと今村豊の背中が語っている。

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 ボートレース特番の中で、今村豊はある思い出を話している。SG17冠を誇ったモンスター・野中和夫さんについてであった。
ひたすら水面に出て乗艇練習を繰り返すのをたしなめられた場面についてであったが、野中和夫という超一流の存在は特別だったはずだ。だから口をついて出たのだ。

しかし、スタイルは決定的に違っていた。

偉大な先輩、野中和夫さんは『勝負師』である。
事実、野中和夫さんは現役時代、『自分は勝負師やない。勝ち師や』とまで言っていた。その『勝負根性』はすさまじく、身体から気迫の湯気が立ち上っていたのを記憶している。取材といえども、おいそれと近づくことはできなかった。

一方、今村豊は『競技者』である。決して『勝負師』ではない。

勝ち負けもさることながら、レースの内容にこだわり続けたのである。
引退会見の席上、「勝った負けたということもあるでしょうが、それよりボートレースってすごいと初心者の方々にも感じてもらえるようなレースをしてほしい」と後輩たちへの希望を語った背景である。
ありふれた発言のようだが、その根底に流れている『勝ち方』や『負け方』を重んじた生き方は崇高というほかない。

しかし、『競技者』が肯定され、『勝負師』が否定されるということは決してない。
野中和夫さんに代表される『勝負師』を好み、頼りにしたファンはとても多い。
むしろ、『競技者』がいて『勝負師』がいるからボートレースは面白く醍醐味がある。

39年5カ月、今村豊はボートレースという競技を通じファンにメッセージを送り続けてくれた。
感謝するだけではもったいない。その意志を、志を継承し、伝え広めていきたい。
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