ボートレース平和島のGⅠ「開設66周年記念 トーキョー・ベイ・カップ」は7日、3日目を終了。得点率トップには4戦2勝2着2本と安定感抜群の白井英治(山口=43)が立ち、瓜生正義(福岡=44)が2位につけた。
この2人に続くのは篠崎仁志(福岡=32)だ。3日目の前半3Rは6コースから3着。3号艇の後半8Rはカドの5コースを選択しコンマ04と踏み込み、まくって制した。
「スタートはバッチリつかんでいるので(後半は)6コースでもダッシュのつもりでした」。自慢のスタート力は健在。ここまで5走で平均タイミングは0・12と抜群だ。
足自体も「すべていい。特にいいのが行き足。伸びも出足も良くて、バランスが取れている。上位だと思います」。相棒・14号機は節一級に仕上がっている。
獲得賞金面(現在3位)で年末に当地で開催されるSG「グランプリ」出場は当確といっていい。だが「平和島は今回が通算4回目。イメージとか何もないんです」と出走回数が少ないことがネックだった。
それだけに今大会は「大事なレースに向けて、何かをつかんで帰りたいと思って来ました」という〝裏テーマ〟を持っての参戦だった。
3日目を終えてオール連対で得点率3位と、ここまでは期待以上の流れ。これなら当地初Vを飾っても不思議ではないムード。準優好枠奪取に向けた8日の予選最終日も目が離せない。
なおV候補の一角だった毒島誠(群馬=36)はフライングで賞典除外となった。
<平和島ボート:トーキョー・ベイ・カップ>◇G1◇3日目◇7日
9Rで毒島誠(36=群馬)と、佐藤隆太郎(26=東京)がフライングを切った。
コンマ04の勇み足だった毒島は、プレミアムG1若松第2回ボートレースバトルチャンピオントーナメント(12月3~6日)を走り終えた後、12月7日から30日間のフライング休みに入る。現在、獲得賞金ランクは11位。11月SG蒲郡チャレンジC終了時に賞金ランク18位以内なら、12月SG平和島グランプリに出場できる。
なお、佐藤はコンマ09のスリットオーバー。非常識なフライングのため、即日帰郷となった。
<平和島ボート:トーキョー・ベイ・カップ>◇G1◇3日目◇7日
白井英治(43=山口)が得点率トップに立った。
10Rは2コースから差して2着に入り、4走オール2連対を守った。「足は全体にまとまっていていいですよ」と調整は順調。勝った山口剛も「白井さんの行き足がすごい」と舌を巻いた。
4日目は6R・5枠の後に、12R・1枠が待つ。前半レースをしのげば、予選トップ通過へ大きく前進する。