児島オールレディース(11月12日〜17日開催)は5日目が終了。優勝戦に臨むメンバーが決まった。
<児島最終日 12R優勝戦>
1号艇 宇野 弥生(愛知) 今年1コース1着率76%
2号艇 守屋 美穂(岡山) 今年2コース1着率24%
3号艇 細川 裕子(愛知) 今年3コース1着率24%
4号艇 堀之内紀代子(岡山) 今年4コース1着率17%
5号艇 千葉 真弥(静岡) 今年5コース1着率3%
6号艇 土屋 実沙希(静岡) 今年6コース1着率0%予選トップ通過の宇野弥生が準優をイン逃げで快勝してポールポジションを獲得。3・1・1・3・1・3・1・4・1着の活躍で優勝戦1号艇を手にし、通算14回目の優勝に王手をかけた。昨年5月の多摩川男女ダブル戦以来となる約1年半ぶりの優勝なるか。
2号艇には地元の守屋美穂【写真】が座る。今節ここまで1・2・3・1・1・4・4・1・1・1着で、6勝のピンラッシュを見せるなど舟足は軽快だ。優勝のチャンスは十分にあるだろう。
守屋にとってこの優勝戦はSG出場を目指す意味でも大一番になる。今年の守屋はすでに1月の江戸川オールレディース、7月のびわこオールレディース、9月の若松オールレディース、10月の常滑ヴィーナスシリーズと4回の優勝をマーク。もし今節優勝して今年5Vとなれば、2年連続2回目のSGボートレースクラシック出場へ大きく前進できる状況だ。
また守屋は今年の獲得賞金が約3845万円で、男女通じた賞金ランキングが現在67位という位置。ちょうどSGグランプリシリーズの出場権争いでボーダー付近にいる。もし今節優勝して賞金105万円を上積みできれば60位あたりまで上昇し、2年連続2回目のグランプリシリーズ出場へ大きく前進できる状況だ。
そしてグランプリシリーズとボートレースクラシックの出場権を獲得できれば、その先には来年6月に地元児島で行われるSGグランドチャンピオンにもつながってくる。守屋は今年のSGボートレースオールスターで27点、SGオーシャンカップで27点のSG予選得点を獲得しており、合計54点でグラチャン選考順位は現在60位あたり。グランプリシリーズとボートレースクラシックでさらに加点できればボーダーを超えてくる可能性が十分ある状況だ。
守屋はこれまで7回のSG出場歴があるが、児島でのSGを走った経験はまだない。地元SGというヒノキ舞台に立つためにも、重要な意味を持ってくる児島オールレディース優勝戦だ。
ボートレース児島のGⅢオールレディース「第32回瀬戸の女王決定戦」は16日、シリーズ最大のヤマ場、準優3番勝負を終了。17日最終日の第12Rで勝ち上がった6人による優勝戦が行われる。
その優勝戦出場メンバーは以下の通り。
1号艇・宇野 弥生(愛知=34)
2号艇・守屋 美穂(岡山=31)
3号艇・細川 裕子(愛知=38)
4号艇・堀之内紀代子(岡山=41)
5号艇・千葉 真弥(静岡=27)
6号艇・土屋実沙希(静岡=31)
予選トップ通過から準優戦12R1号艇で逃げ切り快勝、優勝戦1号艇をゲットした宇野弥生の「伸び」は強力だが、それ以上の威力があると評価の高い16号機を駆る地元期待の守屋美穂に注目する。
今シリーズは前検日から気配良好とあって初日から3日目まで得点率1位の座を守ってきたが、予選最終日にわずかに失敗。宇野に逆転されて惜しくも2位通過。「節間を通しての甘さが出た…」と、自身のふがいなさに唇をかみしめていた。それだけに優勝戦に向けて気合が入っている。
肝心の舟足も「ターン回り中心に足は良くて、伸びも悪くない。行き足がいいのでスタートも決めやすいです。いい状態をキープできています。差しでも、まくりでもどこからでも攻めていける足になっている」と地元Ⅴへの準備は万端だ。
愛用するヘルメットに描かれた、愛息と愛犬のためにも、魂のこもったレースで優勝をもぎ取りに行く。
ボートレース児島のGⅢオールレディース「第32回瀬戸の女王決定戦」は15日、4日間の予選が終了した。5日目(16日)の準優勝戦に出場するベスト18が出揃った。
4日目は守屋美穂(岡山=31)が4、1着とやや崩れ、3、1着とした宇野弥生(愛知=34)が逆転の予選トップ通過。ここまでは「伸びはいいけどかかりが良くない」とぼやいていた宇野だったが、4日目には「伸びは変わらずいいし、気になっていたかかりも最初よりマシになっている」と上り調子となり、トップの座を奪った。
一方、逆転を許した守屋も2位で準優戦の1号艇は確保。「今節はレースでの判断ミスがところどころに出て、それがこの結果になったのだと思う。自分の甘さが出ました」と予選1位を守り切れず猛省した。ただ機力に関しては「舟の返りが良くレースがしやすい。直線も変わらずいいですよ。出足もいいし、もう何も文句のつけようのない足になっています」と完全に仕上がっている。
「エンジンがいいのでスタートも連れて行ってくれるし、ミスを犯したとしても、それを補ってくれると思います」と最高の相棒16号機とともに優出を果たし、地元Ⅴへ向け、駆け上がるつもりだ。