ボートレース徳山(山口県)の「G1ダイヤモンドカップ」は全予選レースが終了。27日は10、11、12Rで準優勝戦が行われる。
予選トップ通過は西山貴浩。G1戦では自身初のトップ通過で、準優を1着突破すれば優勝戦の1号艇が手に入る。得点率では並んだが、上位着順差で2位になったのは地元の白井英治。そして3位には予選ラストの4日目12Rでイン速攻を決めた池田浩二【写真】が浮上した。
ご存じのファンも多いと思うが、西山貴浩と池田浩二は大の仲良しで、一緒に旅行にも行ったりする仲。福岡支部と愛知支部で、年齢もデビュー期も全然違う2人がなぜ仲良しなのか? それは西山がまだSG戦に出始めたばかりの若い頃の話。西山がプロペラ調整室で支部が違うある先輩選手に小言を言われていた時、見かねた池田が助け舟を出したからだという。
ピットで動きが悪いデビューしたての新人が先輩に注意されることは特に珍しい光景ではないが、SG戦やG1戦ではキャリアが浅かろうとも若手が注意されることはめったにない。恐らく注意されていた内容も理不尽だったのだろう。池田にとってもその選手は先輩だったが、ちゅうちょすることなく西山をかばったとか。クールに見える池田だが、実は正義感が強く、後輩思いの心優しい好漢なのだ。西山にはその時、池田がきっと神様仏様のように見えたに違いない。
この出来事をきっかけに2人は意気投合。西山はお笑い系のキャラなので、「(池田)浩二さんには友達がいないから、僕が相手をしてやっているんです」などと言って、普段はどちらが先輩なのか分からないような関係なのだが、本当は心の底から池田のことをリスペクトしている。池田のことを事あるごとにネタにしているのも、西山流の愛情表現なのだ。
池田は4日目12Rの勝利者インタビューで、「親友の西山選手が予選トップになりましたよ」と言われた時、自分が先に逃げて、いい流れを西山に渡したい…と駅伝のようなニュアンスの話をしていたが、2人の願いは言うまでもなく、優勝戦での直接対決。準優は池田が10Rで先に登場し、西山は直後の11Rを走る。仲良しコンビがそろって準優を1着突破し、優勝戦の好枠でガチンコ勝負がかなうのかどうかも、準優勝戦の見どころになる。
yahoo
最高の二人!!
今日、無事に準優勝戦をクリアして明日の優勝戦でガチンコ勝負を見たい。
↑↑西山貴浩も出てくるよ