大村ボートレース場(長崎県大村市)の2019年レースの売り上げが1120億5千万円に上り、全国24レース場のうち最高だったことが大村市への取材で分かった。同場が年間売り上げ日本一となったのは初めて。
2018年の売り上げは、ナイターレース導入準備などでレース開催数が少なく、526億6500万円で全国11位だった。2019年に最高となった要因として大村市競艇企業局は、ナイターレース開始のほか、インターネット投票の多さや企画レースの開催などを挙げる。大村が全レース場中最多の15カ所に場外舟券発売場を開設していることも売り上げ増に貢献しているという。
本年度はすでに51億6千万円を市財政に繰り入れており、過去最高だった1977年の29億9200万円を上回っている。馬場宏幸局長は「(トップ選手が集まる)SGレースの誘致や既存の施設などを活用して収益を拡大し、市財政に貢献したい。今後はインバウンドの取り込みも研究し、年度内での売り上げ日本一を目指したい」と話した。