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ボートレース界のニューヒロイン大山千広。賞金女王へ前進【動画有】
sportiva
numberやsportivaのようなスポーツ雑誌にボートレース・ボートレーサーが取りあげられることなど殆ど無かったのに、流石は大山千広選手、キッチリとsportivaにも動画付きで取りあげられています。

大山千広 プロフィール
おおやま・ちひろ 1996年2月5日生まれ、福岡県出身。母親でボートレーサーの大山博美選手にあこがれてボートレーサーになる(母は2018年現役引退)。21歳で初優勝を飾ると、その後も好成績を記録。2019年には、23歳の若さにして賞金女王が確実と言われている(※2019年12月26日現在)。ボートレース界で今最も熱い視線を注がれているニューヒロイン。

※映像内の「史上最年少の賞金女王」表記は誤りです

サッカー、バスケットボール、テニスなど、ほとんどのスポーツは男女で分かれて試合が行われるが、ボートレースは男女が同じフィールドで戦う稀有なスポーツ。荒れる波の上でボートを操るのは男性選手のほうが有利だが、そんな中でも女性として果敢に挑み結果を出している選手がいる。それが大山千広だ。母親もレーサーだったこともあり、デビュー当時は初の母娘レーサーとして話題が集まった。しかしその話題も彼女の好成績と共にかき消され、2019年には23歳の若さにして女性賞金ランキングで1位にまで上り詰め、男性レーサーを含めても30位前後に食い込んでいる。実力もさることながら、そのキュートなルックスからファンも急増中だ。

――大山選手のお母さんもボートレーサーでした。どんな存在でしたか?

「先輩とか、そういう感じではなくて、みなさんと同じ普通の母親です。ケガをしないようにと願ってくれているだけで、結果を求められることもないですし、見守ってくれている存在ですね」

――お母さんからアドバイスをもらうことはありますか?

「全然ないですね。たくさん言いたいことはあるみたいなんですけど、言わないようにしてくれています。私にプレッシャーを掛けないように、私が望むような結果になることを願ってくれているという感じですね」

――2018年にお母さんは引退されました。どんな思いがありましたか?

「母はボートレースを30年やってきたので、辞めてしまったらさみしいんじゃないかなと思っていました。ただ、私がボートレーサーをやることによって、母もボートレースとつながりを持っていられるので、母の喜びのひとつであったり、母の楽しみな存在でいたいなと思いました」

――ボートレースの訓練所はとても厳しく、さらに勝負の世界はとてもプレッシャーのかかる世界ですが、これまで辞めようと思ったことはありましたか?

「ありました。ボートの訓練所に入学して2カ月くらいの頃です。訓練の生活リズムに慣れませんでしたし、まだボートに乗り始めたばかりで、『こんなにボートに乗れないんだな。私は向いてないのかな』と思って、辞めたいと思いましたね」

――『こんなに乗れない』とは、どういう状況ですか?

「ボートは、ハンドルを切ったら車と同じで勝手に向きが変わると思っていたんですけど、水の上はものすごく硬くって、ボートはすごく暴れて、ハンドルを切っても船は思うような方向に向かなくて曲がれない。これは乗ってみなくてはわからなくて、『こんなに難しいんだ』と思いました」

――どのくらいからボートを操れるようになったんですか?

「最初はひとりで乗る練習をするんですけど、それがふたりで競ったり、3人に増えたり、どんどんレース形式に近づいていくうちに、少しずつ乗り方がわかってきました。今はすごく楽しいですね」

――ボートレースは男女が競い合うスポーツです。どんな思いでレースに向かっていますか?

「男子と女子が一緒にプレーする競技ってほかにないですし、それが逆にボートレースの魅力だと思います。女子が男子に勝てることってすごくかっこいいことですし、女性のファンにもほかの女子レーサーにも刺激になるので、それはすごく意識していますね」

――女子に勝つより男子に勝つほうがうれしいですか?

「そうですね。やっぱり一緒に走るとはいえ、男女の力の差はわかっていることで、越えられない壁みたいな感じなので、やっぱり勝てるとすごくうれしいですね」

――好きな言葉という「HAVE FUN」の意味を教えてください。

「『楽しむ』という意味です。小学校からの同級生の男の子にプロ野球選手になるのが夢だという子がいて、その子が言っていた言葉なんですけど、いい言葉だなと思って、お願いされたらサインをするときに書いています」

――この言葉を自分に言い聞かせるタイミングはありますか?

「自分に言い聞かせるタイミングはないですね。ただ、ボートレースは勝ったり負けたりする世界なので、楽しめないと続けていけない仕事だなと思っています。やっぱりたとえ負けてもポジティブな気持ちで楽しんでいかないと、やり続けるのは無理かなと思います」

――最後に今後の目標、将来の夢について教えてください。

「将来はSG(最高峰クラス)で男の人たちと一緒に走って活躍して、SGを獲ることが目標です」