若松オールレディース（9月14日〜19日開催）は最終日が終了した。優勝戦は4号艇の守屋美穂（岡山）【写真上・中央】が4カドから鋭い伸び足を見せてまくり差し一閃。人気を背負った1号艇の遠藤エミ（滋賀）がまさかのイン戦6着に沈み、3連単4-2-5で3万2720円の大穴決着となった。
勝った守屋は今年3回目の優勝で通算15V。若松では昨年6月のヴィーナスシリーズに続く当地2節連続Vとなっている。
【2020年女子賞金ランキング】
1位 平山 智加 35,463,666円
2位 守屋 美穂 33,140,666円（若松優勝戦1着）
3位 小野 生奈 31,738,733円（若松優勝戦5着）
4位 大山 千広※28,953,000円
5位 平高 奈菜 27,701,000円
6位 香川 素子 23,878,733円
7位 細川 裕子 23,441,000円
8位 大瀧明日香 22,383,533円
9位 岩崎 芳美 22,076,000円
10位 遠藤 エミ 22,069,340円（若松優勝戦6着）
11位 松本 晶恵 21,954,000円
12位 日高 逸子※21,640,000円
――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 土屋 南 21,523,000円
14位 川野 芽唯 20,761,940円（若松優勝戦2着）
15位 寺田 千恵 20,415,340円
16位 田口 節子 20,014,600円
17位 長嶋 万記 20,011,666円
18位 深川麻奈美 19,903,200円
19位 宇野 弥生 18,301,073円
20位 海野ゆかり 18,061,733円
21位 竹井 奈美 17,865,600円
22位 樋口由加里 17,763,000円
――レディースチャレンジカップ出場実質ボーダー―
23位 塩崎 桐加 17,604,400円
24位 藤崎小百合 17,222,213円
25位 平田さやか 16,766,933円
26位 角 ひとみ 16,726,840円
27位 倉持 莉々 16,620,000円
28位 出口舞有子 16,504,400円
29位 池田 浩美 16,334,006円
30位 廣中智紗衣 15,918,340円
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39位 中川 りな 14,600,933円（若松優勝戦4着）
68位 犬童 千秋 10,333,000円（若松優勝戦3着）
（※はF休みによるレディースチャレンジカップ欠場が確定）守屋は優勝賞金105万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは2位で変わらないものの、首位の平山智加との差が約232万円まで一気に縮まった。
また女子賞金ランキング3位の小野生奈は優勝戦5着に終わって賞金45万円の上積みにとどまることに。2位守屋と3位小野の差はこの1レースだけで60万円も広がり、約140万円差まで大きく開いた。クイーンズクライマックスのトライアル初日1号艇の座を巡る争いは、守屋が1歩リードしたことになる。
守屋はこれまでクイーンズクライマックスに4回出場しているが、その選出順位は2013年が11位、2014年が12位、2018年が4位、2019年が3位。最近2大会はいずれもトライアル初日2号艇だった。初日に1号艇からスタートする優位さを十分知っているはずだけに、今後も気を緩めることなく賞金の上積みを狙っていくことになるだろう。
川野芽唯は優勝戦2着に食い込んで賞金75万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日17位から14位へ一気に3ランクアップした。しかも12位の日高逸子はF3の影響ですでに今年の出走をすべて終えており、13位の土屋南は10月23日〜11月21日まで30日間のF休みを控えている状況。この2人を追い抜くことは確実で、すなわち川野は実質12位の位置まで上がってきたことになる。
ただすぐ下を見ると、15位にはクイーンズクライマックス8年連続出場の皆勤賞の寺田千恵、16位には2年連続4回目のクイーンズクライマックス出場を狙う田口節子、17位には地元浜名湖クイーンズクライマックス出場へ気合入りの長嶋万記と強力なライバルが並んでいる。今年のベスト12ボーダーを巡る争いはこれからますますヒートアップしてきそうだ。
