ボートレースまるがめの一般戦は23日、予選最終日の3日目に突入する。
今シリーズが1年ぶりの復帰戦となった女子レーサー・藤原菜希(35=東京)が、久々の実戦にもかかわらず、ここまで得点率10位と大健闘している。
昨年2月の尼崎「特別ヴィーナスシリーズ第4戦」4日目9Rのこと。1号艇だった藤原は1着ゴールを果たしたが、このレースでの航走(エンストで周回遅れになった艇が不完走にならないように減速をしたと判断された)が「不適確な航法、騒擾惹起(そうじょうじゃっき)」と判定され、そのまま即日帰郷。その後の褒賞懲戒審議会において12か月の出場停止処分が下され、あっせん停止となっていたものだ。
前検日には「休んでいる間はレース場に行ったり、碧南(選手会の訓練所)でも練習をして、コンスタントにボートには乗っていた」と、屈託なく話をしてくれた藤原。その練習の成果はすぐさま表れたようで、2日目まで3、1、3着とここまではまったくブランクを感じさせない安定した航跡を残している。
「舟足は普通くらい。一番いいのは乗り心地がきていること」と、機力についても納得顔。課題があるとすれば「スタートがバラつくこと」だが、これもキッチリと修正が可能なムード。
デビュー前は空手の世界チャンピオン(2008年・世界空手道選手権優勝)として名を馳せたツワモノ。この雌伏の1年を経て、メンタル面でもさらなる成長を遂げたであろう彼女の今後の活躍が楽しみだ!
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