第2回BBCトーナメントのみどころやポイントはまだまだある。若手の台頭だ。
その若手の活躍を期し開催されているのが『ヤングダービー』。
選考対象期間内において30歳未満の有力選手による戦いは今年7回目。9月17日から22日までボートレースびわこ(滋賀県)で開催された。
その優勝戦は磯部誠が制した。卒業組としてラストチャンスに臨んだ結果であった。
2コースからコンマ13、6番目のスタートだったもののインの上田龍星を冷静に差し切ったのだ。初の記念タイトルを周囲も一緒になって喜ぶほど人望も厚いのが磯部誠。その後の蒲郡一般戦(10月)も制しV7として勢いがある。この磯部以降の選手を若手として認識し、注目したい。
磯部 誠 (愛知支部 登録番号4586 105期)
木下翔太 (大阪支部 登録番号4659 108期)
大上卓人 (広島支部 登録番号4682 109期)
丸野一樹 (滋賀支部 登録番号4686 109期)
上條暢嵩 (大阪支部 登録番号4719 110期)
羽野直也 (福岡支部 登録番号4831 114期)
仲谷颯仁 (福岡支部 登録番号4848 115期)
上田龍星 (大阪支部 登録番号4908 117期)である。当然、ヤングダービーで苦杯をなめた上田龍星はリベンジの気持ちを携えているだろう。巻き返しである。
今年は1月に下関と戸田のルーキーシリーズを連覇。7月にも芦屋と児島で連続優勝している上田龍星の底力は確か。大言壮語はないが、醍醐味に満ちたレースでファンを魅了するはずだ。さらに…
今年1月のからつG1を制するなど優勝5回としている滋賀支部の精鋭・丸野一樹
10月のびわこG2秩父宮記念で4コースからトップスタートでまくりを決め優勝した大上卓人
ライバルを圧倒する迷いなきスピード旋回が魅力。今年V4回としている仲谷颯仁
2017年10月、ボートレース大村の周年記念で優勝し大いに注目を集めたが、その後の活躍が待たれる羽野直也
トップレーサー揃いの大坂支部で自らを鍛え乗り越えながら成長している木下翔太・上條暢嵩など若手も精鋭揃いだ。若手同士が競えば競うほど競技は面白くなる。
シリーズに活気が生まれるだけでなく、SG常連組へのプレッシャーにもなる。
また、選手に勇気を与えてくれるからだ。楽しみでならない。そして、最後にこの人を忘れてはならない。
新ダービー王 深谷知博である。その姿勢はストイックでプロレーサーの鑑といえる。
10月、大村で開催されたSG第67回ボートレースダービーをインから制しSGウイナーの仲間入りを果たしたが、序盤からいい流れをキープ、途中3連勝で予選をトップ通過した。準優勝戦&優勝戦と、力強い王道のレースで歴史と伝統のある大会にその名を刻んでいる。堂々たるものだった。日ごろの研究と節制の賜にほかならない。
ビッグタイトルを手にし、このBBCトーナメントに最後に出場が決まった深谷知博の存在感は別格とみていいだろう。ベテラン〜若手、さらに女子レーサーまで一線級のレーサーたちが集結するボートレース若松。
どんなドラマで魅了してくれるのだろうか。
12月6日からの開催が今から待ち遠しい。
SGチャレンジカップも毎レース激しいが、バトルトーナメントは一回でも4等以下になったら
その時点で敗退というトーナメント方式で毎レース勝負駆け!!
優勝賞品はなんとBMW