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      第23回『SGチャレンジカップ』おめでとう『毒島誠』第7回『G2レディースチャレンジカップ』おめでとう『寺田千恵』

      奇跡を起こせ!一番星

      2020/11/24~11/29にボートレース蒲郡で第23回SGチャレンジカップが開催されます。

      情報をどんどんアップしていきますので、皆様予想などの参考にして下さい。

      最終日・ニュース・ハイライト

      11R女子チャレカ優勝戦
      ①守屋美穂(岡山) 19
      ②小野生奈(福岡)    12
      ③寺田千恵(岡山)    18
      ④長嶋万記(静岡)    20
      ⑤平高奈菜(香川)    22
      ⑥深川麻奈美(福岡)24

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      寺田、長嶋、深川……年末クイーンズクライマックス勝負駆けの下位3戦士が1マークから抜け出し、W優勝戦の第一弾は383倍の大波乱となった。とは言え、この下克上を演出したのは賞金ランク3位の小野生奈だった。他の5艇より半艇身ほど突出したスタートから伸びなりのジカまくり! この福岡の元気娘がここ一番で見せる必殺技だ。
      だが、まくられたら大敗必至のイン守屋が、ギリギリ伸び返しつつ舳先ひとつで応戦。それでも握り倒そうとする生奈ともつれ合ったまま、2艇はずんずん真横へと流れ去った。女子賞金2位vs3位の大競り、蒲郡心中。

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      ごっつあんっ!!
      そんな叫び声が聞こえそうな勢いで、3コースの寺田が誰もいない内水面を差し抜けていく。とりあえず2着条件のテラッチとしては、この瞬間にクイクラ当確がほぼ確定したと言っていい。さらに4カドから長嶋が、アウト6コースから深川がズボズボの差しハンドルを注入。この両者、たとえば先頭が賞金上位の守屋や小野なら2着でもクイクラ入りのチャンスがあるのだが、前にいるのは「目の上のたんこぶ」寺田だから1着が絶対条件だ。

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      特に、今年のクイクラは浜名湖だからして、長嶋が燃えないはずはない。寺田を追って追って、外から強ツケマイを連発! これぞ勝負駆け、の鬼気迫るモンキーターンに何度か寺田の艇がよろけそうになった。単にクイクラ勝負駆けだけで言うなら、寺田は逆転の2着になっても当選となる。が、その場合に長嶋と入れ替わりで落選するのは、同支部の可愛い後輩・田口節子だ。

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      もちろん、長嶋と死闘を演じているテラッチにそんな皮算用が浮かぶ余裕はないはずで、「この展開で絶対に負けられない、負けたくない」という気持ちのこもったターンで長嶋の猛攻を防ぎ続けた。万記は本当に惜しい惜しい2着だったが、「ボートレースは選手の気持ちが120%投影される格闘技」という特長を余すところなく魅せてくれた。今日のところは「お疲れさま」の労いの言葉を贈りたい。

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      それにしてもの寺田千恵。今年は女子戦線を含めてあまり目立たないまま賞金ランク14位で蒲郡へ。さすがに今年は8年連続で参戦していたクイクラの皆勤賞が途切れるかも、などと思っていたものだが、最後の最後に「王国の女帝」の底力を見せつけた。14位から一撃6位の下克上ランクアップで、ただひとり9年連続でクイクラへ。参戦してしまえば、言うまでもなく主演を張れるベテラン女優のお通りだ。

      ★女子賞金ランク
      1守屋美穂(岡山)
      2平山智加(香川)
      3小野生奈(福岡)
      4平高奈菜(香川)
      5大山千広(福岡)
      6寺田千恵(岡山)
      7松本晶恵(群馬)
      8細川裕子(愛知)
      9香川素子(滋賀)
      10岩崎芳美(徳島)
      11遠藤エミ(滋賀)
      12田口節子(岡山)

       

      12R優勝戦
      ①毒島 誠(群馬)11
      ②久田敏之(群馬)11
      ③篠崎仁志(福岡)10
      ④稲田浩二(兵庫)10
      ⑤岡崎恭裕(福岡)07
      ⑥平本真之(愛知)09

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      ここ3年ほど何度も何度も書いてきたが、ブス君、強い、強すぎる! 今日もスリット横一戦から同県の怖い怖い久田がややスリットから覗いても、まったく慌てることなく唯我独尊の高速インモンキーで久田らを寄せつけずに逃げきった。旋回そのものはややターンマークを外した握りマイではあったが、「万が一にも久田さんに差されることはあっても、絶対に外からはまくらせない」という潜在意識の表れだったかも?

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      強めの握りマイで1マークを先取りしたらば、そこからの押し足に1ミリの陰りもなし。久田の2コース差しもパワー満点に見えたが、それをも上回るレース足で一気に2艇身ほど突き放していた。前検ではひ弱に見えた71号機が、6日後にはこんな立派な足色でシリーズの頂点へ。昨日も書いたが、今節の毒島は(も)相棒のポテンシャルを最大限に引き出した。モーターと対話しながらどんどんその気にさせる手練手管は、どんなナンバーワンホストにも負けないだろう(笑)。

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      この優勝で暫定2位だった吉川元浩をまくりきって2位=GPトライアル2ndの1号艇をGET。今年はちょっと手間取ったくらいな気もするのだが、1位・峰竜太とともにキッチリと“定位置”に返り咲いた。ミネブス時代かブスミネ時代か、ファンによって後先は変われど、このふたりの勢いはしばらく留まることを知らないだろう。そして、ダービー準V→チャレカVという勢いのある航跡は、去年の石野貴之にも一致する。その石野のGPでの結果は、もちろん言うまでもないだろう。

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      うん、ブス君のSG優勝に関してはあれこれ書き尽くした気がするし、今後もちょいちょい書くことになるから、このへんで勘弁させていただこう。チャレカ=GP勝負駆けというテーマに移るなら、もちろんMVPは2着の岡崎恭裕だ。
      今日の岡崎は枠なり5コースからしっかりゼロ台まで踏み込み、自慢の伸び足で稲田を叩きながら大きな弧を描く放物線状のまくり差しを放った。ターン出口では毒島、久田の群馬勢に次ぐ3番手。毒島1着の場合はまさに3着でもGP滑り込みとなるのだが、2マークの岡崎は「3着なんかいらん」という気迫で攻めた。前を行く久田の内に鋭く舳先をねじ込み、さらに毒島の内フトコロまで掬ってしまおうか、という気合の猛攻ターン。

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      私の目にはかなりリスキーな強攻策にも見えたものだが、そこからの出足が素晴らしい。差しに構えた久田をシュッと突き放す押し足で、瞬く間に2番手を獲りきってしまった。間違いなく、相棒の64号機を信頼しきっているからこその先制攻撃。逆に自信がなければ、3着キープの守りに入る旋回からピンチを招いた可能性もあるだろう(岡崎が【ブス君1着なら3着OK】を知らなかった可能性もあるが、そのあたりの計算はしっかり念頭に置く軍師だと私は認識している)。攻撃は最大の防御、という定石を思わせる2マークの猛攻だった。

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      その後は危なげなく後続を振りきり、岡崎はGPには余裕たっぷりの2着でゴールを通過した。今節、GPボーダー圏外から下克上の18位を遂げたただひとりの戦士。斬られた相手が守田俊介というのは悲しい限りだが、6日間に渡って同じ土俵で勝負した結果の入れ替わり。俊介もどこかでレースを観戦しながら、潔く首を差し出したことだろう。16位までジャンプアップした岡崎には、平和島GP1stでも今日と同じ黄色いカポックから下克上の猛攻を見せてもらいたい。圏内でただひとり涙を呑んだ俊キチの分まで奮闘しないと、承知しませんぞ、岡ピー!!

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      ★賞金ランク
      1峰 竜太(佐賀)
      2毒島 誠(群馬)
      3吉川元浩(兵庫)
      4篠崎仁志(福岡)
      5深谷知博(静岡)
      6寺田 祥(山口)
      ―以上GPトライアル2nd―
      7菊地孝平(静岡)
      8瓜生正義(福岡)
      9白井英治(山口)
      10徳増秀樹(静岡)
      11平本真之(愛知)
      12新田雄史(三重)
      13茅原悠紀(岡山)
      14松井 繁(大阪)
      15井口佳典(三重)
      16岡崎恭裕(福岡)
      17西山貴浩(福岡)
      18前本泰和(広島)

       1億円を奪い合う今年のGPは以上のメンバーで決まった。つらつら眺めてみたらば、舞台が平和島だというのに関東から生き残ったのは毒島ただひとり。嗚呼、東京在住者としては実に寂しい眺めではあるな。東都のボートレースファンの多くは、やや途方に暮れながらも関東代表のブス君にアツい一票を投じることだろう。

       グランプリ、クイーンズクライマックスの勝負駆けの様子を追っていこう。
      ●8R SG特別選抜B戦

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      勝負駆けは賞金ランク17位の前本泰和。1着ならGP自力当確とあって、6号艇ながら果敢に前付けに動く姿勢を見せている。ただ、誰も譲らずの枠なりオールスロー。前本の状況を知ってはいても、そこで緩めないのがトップレーサーなのだ。
      結果、前本は6着。この後の結果待ちで勝負駆けを終えることとなった。レース後の前本は脱力感はあるものの、やれることはやったという爽快感もわずかに漂ってはいた。苦笑交じりの笑顔が浮かんでいる時間も長かった。同じレースを戦った上平真二にしても、山口剛にしても、声をかけにくそうにしているようにも見えたが……。
      なお、前本は9R発売中には管理解除となり、広島支部の仲間とともに帰郷している。結果をどこで知ることになっただろうか……。

      ●9R GⅡ特別選抜戦

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      ここは、遠藤エミが完走でQC当確。勝負駆けとしてはまあ、ヒリヒリ感はほとんどない。そして完走して当確となったのだが……1号艇でまくられてしまっては、さすがに苦笑ばかりが浮かぶレース後であった。枠番的に、スッキリ勝って当確ランプを灯したかっただろう。遠藤を取り囲む仲間たちも、祝福というよりは敗戦を慰めているようにも見えた。まあ、何はともあれ、当確おめでとう。昨年のQCは優勝戦1号艇で敗退、その雪辱を果たせ!

      ●10R SG特別選抜A戦

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      原田幸哉と西山貴浩が勝負駆けだった。原田は1着勝負。レース前は相当に気合が入っている顔つきを見せていたが、思いむなしく4着敗戦。原田のGP行きは消えた。
      陸に上がった瞬間から、苦笑が顔に張り付いていた原田。それ以外の表情を知っていないかのように、エンジンを吊る間もカポックを脱ぐ間も、表情は変わらないのであった。悔しがる素振りを見せていないことが、逆に胸に渦巻く複雑な思いをあらわしているようにも見えた。

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      西山貴浩は6着大敗。だというのに、西山も仲間も大盛り上がり(笑)。そう、8Rの前本の結果を受けて、西山は完走でGP当確だったのだ。というわけで、無事完走で当確。わーいわーい。篠崎元志とグータッチを交わしていたが、6着でグータッチって初めて見た(笑)。

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      あのニッシーニャがグランプリ! ということで、福岡支部は特に、嬉しそうに西山を祝福していた。それに応えるかのように、西山ははしゃぐ。奇妙な振り付けの踊りを見せたり、「もう酒は呑まん!」と吠えたり。ウソつけ。絶対に今夜も呑むでしょ。エンターテイナーぶり、爆発なのだ。
      ただし、11R後に僕がおめでとうと声をかけると、ホッとしました、と言いつつ、ポツリとこうつぶやいた。「でも、今日の6等6等に落ち込んでるんです」。前半は1号艇6着だしね。取り繕ったのかもしれないけど、これもまた西山の本音。何はともあれ、初GPだ! 大暴れを見せろ!

      ●11R GⅡ優勝戦

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      徳増秀樹が肩を落としながら、ボートリフトの前に陣取った。長嶋万記を出迎えるためにやって来たわけだが、それはつらい出迎えともなっていた。
      長嶋は2着。逆転条件は優勝だったから、準Vでは意味がない。地元浜名湖のQCの舞台、長嶋は立つことがかなわなかった。
      ヘルメットをとった瞬間、絶望を感じているかのような、固まり切っている顔があらわれた。結局、静岡支部は皆無となったQC、地元女子エースとして責任も感じていたかもしれない。声をかけた徳増も、同じようにカタい表情となる。せつない瞬間であった。
      それでも長嶋は前を向く。「やれることはすべてやった」と報道陣に笑顔で応えてもいた。暮れの浜名湖をいろいろな角度から盛り上げまくって、来年への心機一転としてほしい。

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      優勝は寺田千恵だ。展開に恵まれた面があったのはもちろん否めないが、ではあの展開で誰もが冷静にターンマーク際を差していけるかといえば、そうではない。修羅場を山ほどくぐってきたテラッチが、大きなチャンスを的確に掴んだということだ。
      勝負駆け成功! これで、QC唯一の皆勤が死守されたことになる。そのことについて、「諦めていたわけではないが、あまり意識はしていなかった」と寺田はレース後に語った。それは達観であり、また哲学でもあろう。結果を出せば、付随してくるものがある。ただ結果を出すべく奮闘して、結果を出した。そして、9年連続QC出場を果たした。つまり、持てる実力をきっちり発揮したということである。ちなみに、テラッチは10年連続と勘違いしていたフシがある(笑)。それもまた、自然体で臨んだ証しと言えるかも。

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      で、寺田が優勝したことにより、11位で待機していた田口節子が12位に残ることになった(長嶋V、テラッチ準Vなら落選していた)。つまり、寺田はかわいい後輩をQCに連れていく役割も果たしたということだ。岡山支部は守屋美穂を含めて3人でティアラ獲りに臨むことになる。

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      勝負駆けとは関係ないが、その守屋美穂は、夏のレディースチャンピオンに続き、優勝戦1号艇で敗退してしまった。小野生奈にスリットでのぞかれ、まくりに抵抗しての大敗。これはさすがに悔しいばかりだろう。サバサバと振舞ってはいたが、本音はそうではなかったはずだ。ただ、これで守屋は平山智加を抜いて賞金ランク1位に立った。トライアル初戦1号艇という点では、1位も2位も変わりはないが、堂々たるトップ参戦に意味がないわけがない。QCでこそ、リベンジを果たしたい。

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      福岡勢、さらに原田幸哉が大きな拍手で出迎えていた。2着の岡崎恭裕だ。自力でグランプリの切符を掴むためには、まさに2着が必要だった。もちろん勝てていればいちばんよかったが、ともかく勝負駆け成功! というわけで、岡崎は仲間たちの拍手に力強いガッツポーズで応えている。

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      ピットに上がってからも、岡崎は実に上機嫌であった。揃ってGP行きを決めた西山と力強いグータッチ。原田には「これこそチャレンジってもんでしょう!」と胸を張った。言ってしまえば敗れた選手でありながら、ここまで高揚しているというのは、たしかにこれぞチャレンジカップではある。ともかく、見事な勝負駆けだった! GPでの戦いぶりが楽しみだ。

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      優勝条件だった久田敏之は、惜しかった! 2コースからの差しは、一瞬決まったようにも見えていたのだ。勝った毒島誠は、ピットに凱旋するや両手を水平に開いている。セーフ、ってやつだ。そう、久田に差されたかもという感覚を毒島も抱いていたわけだ。そして久田も「決まったと思ったけどなー」とエンジン吊りをヘルプした地元の大瀧明日香らに悔しがってみせた。久田にとって、今回はGP行きが現実感を伴った初めての機会だっただろう。差しが入ったように思えた点も含めて。この経験がきっと久田をさらに強くする。2021年は一皮むけた久田敏之が見られるかも。

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      同じく優勝条件の稲田浩二は、やはり準優が痛かった、ということになるだろうか。どんなときも飄々とした稲田で、レース後もそう見えなくはなかったが、体全体から伝わってくる空気がなんとも弱々しかった。もし1号艇で優勝戦を走っていたら……そんなタラレバになんの意味もないわけだが、それでもそんな想像をしてみたくなる。稲田自身はどうだろうか。

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      優勝は毒島誠! 先述の「セーフ」のポーズのとおり、危ない場面はたしかにあったが、快勝と言っていいだろう。今日もギリペラでレースに臨み、揺るぎなく走って、SG7度目の優勝を手にした。まさに堂々たる優勝! モーター返納を終えた久田や、松本晶恵に祝福されて、柔らかい笑顔が蒲郡のナイター光線でさらに輝いた。
      で、地元の磯部誠も大祝福。毒島も嬉しそうに応えると、磯部は言った。「これでやっと僕の誠より強くなりましたね」。イソベ誠をブスジマ誠が今日、ついに超えた!……………って、おいっ! ブスジマのほうが下になっていた瞬間すらないよ(笑)。イソベ君、ブスジマを超える誠になれるよう頑張れ! というのはともかく、そんなジョークに毒島は爽快な笑顔で応えていた。その表情に漂う貫禄。風格。今日の勝利こそ順当と呼ぶのだろう。そんなことを毒島の笑顔を見て考えたのだった。

      最終日のニュース・ハイライト

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      さあ、運命の一日。優勝で一発逆転を狙う久田敏之は、早くからペラ室にこもっていた。昨日も動き出しは早かったわけだが、今日も変わらぬ動きで優勝戦を見据える。

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      稲田浩二は、2R発売中にプロペラゲージが入っていると思われるケースを控室のほうへと運んでいった。今日調整に使うゲージは決定して、それ以外は荷造りに回すということだろうか。最終日、そうした選手はよく見られるものだ。

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      優勝戦3着でも可能性がありそうな岡崎恭裕は、序盤の時間帯はまだ動き出していない。エンジン吊りでは西山貴浩らと和やかに談笑しており、自然体で過ごしている様子が見えた。

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      女子の逆転組、寺田千恵と長嶋万記もプロペラ調整を早くに始めている。長嶋はエンジン吊りのときなど、徳増秀樹と話し込んでいることもあり、今日はさまざまな面で頼りにしたいところだろう。寺田は嬌声をあげながら大笑いしていたりして、リラックスムード。まあ、百戦錬磨のベテランが浮足立つようなことなどありえないわけである。

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      深川麻奈美はギアケース調整のため、2R発売中に外して整備室へ。ただ、ボートを整備室に運び込んでもいて、本体整備の可能性もあるか。

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      深川の前にボートを整備室に持ち込んでいたのは平高奈菜だ。整備士さんが何人か取り囲んでいる様子が遠目に見えており、本体整備をしていたものと思われる。部品交換など、直前情報を確認してほしいが、優勝戦に向けて一発勝負の整備をした可能性はおおいにある。すでにクイーンズクライマックス当確だが、優勝を目指すモチベーションには何ら影響は与えない。勝ちたいものは勝ちたいのだ。

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      当確組では、毒島誠が早くもペラ室と係留所を往復していた。優勝戦1号艇が序盤の時間帯から調整と試運転を繰り返しているのである。足色はかなり上向いていると思うのだが、しかし妥協はしない。1号艇という最大のチャンスを絶対に取りこぼすまいと、ストイックに調整を続けるのである。その姿勢も毒島の強さを支えている。

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      平本真之も早くから試運転をしていて、1R発売中にはいったん切り上げてボートを上げている。勝てばグランプリはトライアル2ndからの発進となる。6号艇と枠は遠いが、もちろん諦めてなどいないのである。この感触をもとに、夜の気象も勘案しながら、調整を進めていくことになるだろう。

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      平本と同じようなタイミングで、小野生奈も水面からボートを陸にあげた。やはり試運転を行なっていたのだ。優勝すれば、トライアル初戦の1号艇が手に入る。それをどこまで意識しているかはともかく、やはり出場当確うんぬんよりも優勝を狙うのみなのだ。

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      そして、篠崎元志、守屋美穂は、特に大きな動きを見せていなかった。優勝戦の序盤のピットといえば、この「特に動きを見せていない」ということをさんざん書いてきたわけだが、今日はW優勝戦の12人のうち、岡崎とこの101期同期生だけがそれに当てはまった選手。これは他の最終日と比してかなり少ないという印象である。チャレンジカップだから、とは言い切れないと思うものの、やはり一種独特な雰囲気を感じずにはいられないのであった。

      優勝戦メンバー

      11R女子チャレンジカップ優勝戦
      ①守屋美穂(岡山)
      ②小野生奈(福岡)
      ③寺田千恵(岡山)
      ④長嶋万記(静岡)
      ⑤平高奈菜(香川)
      ⑥深川麻奈美(福岡)

       

      12R優勝戦
      ①毒島 誠(群馬)
      ②久田敏之(群馬)
      ③篠崎仁志(福岡)
      ④稲田浩二(兵庫)
      ⑤岡崎恭裕(福岡)
      ⑥平本真之(愛知)

       

      五日目のニュース・ハイライト

      9R めでたい優出

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      平本真之が2番手を獲り切った瞬間、ピットには歓声と拍手が巻き起こっている。その主たちすべてを確認できたわけではなかったが、愛知勢以外の選手も含まれていたように見えた。やはり地元の選手が優勝戦に残るというのは意味が重い。それをどの選手も理解しているだけに、そのレースに同支部の選手がいたりするのではないのなら、平本を祝福する気持ちに自然となったということだろう。
      平本は悔しさを隠さない男だ、とは何度も書いているわけだが、同様に嬉しさも隠そうとはしない。村田修次との接戦を制しての2着、地元優出。ピットに戻ったときから、もう笑顔笑顔なのである。深谷知博に向っては超ド派手なガッツポーズ! さらに同期の篠崎元志とは力強いグータッチ。ある意味、レース後に最も充実感をあらわにしていたのは、この平本だっただろう。

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      勝ったのは久田敏之だ。平本とは対照的にそれほど感情を表に出すことはなかったが、これが嬉しいSG初優出である。
      「自分を評価したいと思っています」
      久田は会見でそう語っている。3年前の平和島ダービー。予選トップ通過で迎えた準優勝戦、久田は痛恨のフライングを切ってしまっている。ビッグチャンスをモノにできなかったことや、それからしばらくSGやGⅠから遠ざからねばならないことなど、それはあまりに痛い勇み足だった。その空白期間も乗り越えて、久田はまたSGの舞台に戻り、そして準優1号艇に乗り(3位通過ではあったが)、そして今度はしっかりと逃げ切った。それも、進入がもつれて深い起こしになったインから。おそらく、あのFは頭によぎった。それでも力強く乗り切った。これは久田自身だけでなく、大向こうから称えられるべきことだと思う。
      もちろん、優出がゴールではない。明日はポールポジションに強くてたまらない後輩が鎮座しているが、久田は怯むことなく打ち破りに行くだろう。ともかく、まずはSG初優出おめでとう!

      10R ただただ優勝したい

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      3コースの岡崎恭裕に頭を超えられた瞬間、桐生順平のGP行き消滅が決定的になった。桐生のいないグランプリ……まあ、シリーズには出るので平和島には姿があるわけだが、しかし18人のなかに桐生がいないというのは、なかなか衝撃的である。
      レース後、エンジン吊りやボート洗浄を終えて控室に帰るまで、桐生はヘルメットを脱ぐことはなかった。控室への途上にはカメラマンが待ち構えているから、表情を撮られたくないという思いもあったか。シールド越しにわずかに見える桐生の目は、たしかに落胆しているように見えた。桐生らしからぬレースもたびたび見られた今年、それが一瞬のうちに頭をよぎり、悔しさは脳みそのなかで猛拡大していたか。来年は、いや、まずは来週のBBCトーナメントあたりででも、桐生らしさを爆発させてほしい。

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      岡崎は2着。スリットから明らかに出ていく足色は、節イチ級と言っていいだろう。淡々としたレース後ではあったが、その顔つきには充実感がちらりと浮かんでおり、機力には確かな手応えを感じているようであった。
      グランプリ行きについては、「それはおまけのようなもの」と一笑に付すようなところがあった。準Vで現在16位の西山貴浩を超える計算だが(西山の特別選抜A戦次第ではある)、岡崎はただただ「明日、優勝したい」という思いでレースに臨むというのである。それを叶えれば、文句なしにグランプリ行き。岡崎はただただ優勝だけを狙って、明日の12Rに臨むのである。

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      1着は毒島誠。もう先に書いてしまうが、結果的に優勝戦1号艇である。12Rで1号艇の稲田浩二が敗れたとき、毒島は……実に淡々としていた。表情をひとつも変えることなく、もちろんはしゃぐこともなく、他の選手と笑い合うこともなく、自然体なのであった。それは、勝っていれば1号艇だった稲田への気遣いもあっただろう。そして、何号艇だろうとただ優勝を目指すだけだという思いもあるはずだ。毒島も、優勝すればトライアル2nd1号艇と問いかけられて「それは結果ですから。優勝した、というだけです」と岡崎と同じような言葉を会見で口にしている。ラッキーが転がり込んだと喜んでいる場合ではないのである。
      事実、その後に毒島はすぐにプロペラ修正室にこもった。明日への準備を怠りなく進めているのだ(岡崎に伸びられていたので、そこを修正したいと言っていた)。だからこそ、ますます明日は盤石という気がしてくるんですけどね。

      11R 激闘

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      2号艇が「篠崎」だったからというわけではないが、5年前の峰vs元志の激闘を思い出すデッドヒートでしたね。そう、メモリアル優勝戦で元志が制した一戦。今日勝ったのは仁志である。
      勝っても負けても淡々、飄々の稲田浩二なので、このスーパービッグチャンスで2着に敗れた後も特に表情を変えてはいない。ただ、どうだろう。ほんの少し険しさが増していたように思えたのは気のせいなのか。ちょっと走ってしまったように見えた1マーク手前、やはり平常心ではなかったかもしれず、そのことに対する後悔のようなものは脳裏に浮かんだかもしれない。
      それでもSG初優出である。4号艇は、むしろ気楽に臨める枠番でもある。枠なりなら、イナダッシュ炸裂も!? 晩秋の蒲郡を沸かせるレースを期待しよう。

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      仁志もまた、淡々粛々としたレース後だった。激戦を展開した仁志と稲田、そのレース後の挨拶に先に向かったのは仁志だった。ヘルメットをとり、稲田に頭を下げる。こうした戦いの後は、相手に敬意が生じるのが自然というものだろう。
      今節の仁志は、プロペラをほとんど触っていない。数字のないモーターながら感触、動きがいいのだから、それがプロペラが引き出しているものなら、大きくいじらないほうが良かろうという判断だ。ただ、決して超抜ではないし、優勝戦の内枠に陣取る群馬勢は好仕上がり。また、外には直線足抜群の岡崎もいる。さあ、明日はどんな判断をするだろうか。ペラ室にこもる仁志の姿があったなら、一発大勝負をかけてくるということだろう。その動きには注視したい。

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      ちなみに、同じレースを走った西山貴浩が、仁志を称える場面があった。4番手あたりを走りながら、前方に競り合う後輩の姿が見えていたのだろう。よくぞ勝ち切った、ということか。西山自身は初のGP出場が目前! 明日は特別選抜A戦でしっかり稼いで、自力で頭角を決めろ!

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      女子のほうは、今日が勝負駆け。8R、1着勝負で6号艇、田口節子が果敢に前付けに動いた。残念ながら実らなかったが、その闘志に拍手だ! レース後はペラ室にこもって調整をしていたが、ということは前付けで深くなっても戦えるような調整を施してレースに臨んだということだろう。決意と覚悟の勝負駆けだったのだ。そのことは結果はともかく称えられなければならない。前付けが極めて少ない女子戦ということもあわせて、腹の括り方がカッコよかったのだ。田口は現在女子11位。なにしろ14~16位とボーダー付近の選手が揃って優出しているだけに、明日は冷や汗を滲ませつつ、自身は少しでも上積みするべく奮闘する。

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      1位通過は守屋美穂だ。8R、田口を入れて4コースに引き、まくり一撃快勝! 自力で寺田先輩を超えてポールポジションをつかみ取った。これもまた、見事な腹の括り方だったと言える。レースぶりが男前だよね!
      で、レース後。着替えを終えてピットに戻ると、ペラ室の隅で調整中の樋口由加里を発見した守屋は、その背中にギューッと抱き着いた! それまではクールに振舞ってもいたのだが、盟友と言うべき樋口には喜びを全身で表現したのである。やっぱり嬉しかったのだ! そして、そんなミポリンが実にかわいかったです(笑)。

       

      最後の東男、散る。

      9R 並び順
      ①久田敏之(群馬) 10
      ④平本真之(愛知) 15
      ⑥吉川元浩(兵庫) 16
      ⑤上平真二(広島) 25
      ②村田修次(東京) 12
      ③上野真之介(佐賀)12

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      大波乱を予感させる待機行動ではあった。ピット離れで出遅れた上平が大回りで真っ先に舳先をスタート方向に転換。それに気づいた久田、平本、吉川が慌ててその内に潜り込み、スロー4艇は窮屈かつ深い進入を強いられた。
      この混乱を尻目に、好枠を捨てて潔くダッシュを選択したのが村田と上野だ。村田74号機の足はトップ級だし、昨日も同じような展開からまくりきってるし、村田◎の私はそぞろ脳汁を垂らしてしまった。

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      内4艇は横並びで80mあたりまで流されてからの急発進。ダッシュ勢が圧倒的に有利なレース展開だ。さらに、スリット隊形は↑御覧の通り。脳汁を噴き出しながら私はその後の展開を見守ったが、5カドのムラッシュは凹んでいる上平すら絞め込まずにしばらく直進してからやんわりと舳先を左に傾けた。昨日とは別人のような待機策。スタート直前に放って伸び足に自信がなかったか、上平の向こうに吉川がはっきり見えたので自重したか、準優=2着条件ということで慎重かつ安全な戦術を選んだのか。

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      ダッシュまくりの危機を脱したスロー勢はそれなりに臨戦態勢を整え、インの久田が1マークを先取り、2コース平本が小回りで追走。そこにやっと遠回りでまくり差した村田が2番手争いに参入したが、接戦の末に地元・平本の後塵を拝する結果となった。もちろん、SG準優という大舞台にはそれぞれの選手ならではの実戦心理が交錯するわけだが、それにしても惜しい3着だった。私個人としては、あのスリットから村田が絞めまくったらどんなレース&結果が生じたのか、できればソッチ側のパラレルワールドに酔いしれたかったなぁ。村田が敗れた瞬間、「今年の平和島GPに地元選手ゼロ」という悲しい事態が確定した。寂しい限りだ。
      1着・久田、2着・平本。

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      久田68号機は3日目の2・4コースでの連勝を見る通り、スリット付近の行き足を主体に高いバランスを誇るトップ級のひとつ。スロー起こしからでもスリット付近で力強く出て行くタイプなので、もちろん明日の2号艇でも実に怖い存在と言えるだろう。

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      平本73号機は日(または昼晩)によってややムラがあって掴みにくいのだが、今日は上位に準じるしっかりとした実戦足だったと思う。ただ、道中のパワー比較では村田に分のある接戦にも見えた。5号艇の明日はどの部分の足を強化してくるか。柔軟性のありそうなモーターだけに、その気配をしっかりと把握したい。

      危険なナイフ

      10R 並び順
      ①毒島 誠(群馬)14
      ②桐生順平(埼玉)11
      ③岡崎恭裕(福岡)07
      ④丸野一樹(滋賀)09
      ⑥馬場貴也(滋賀)07
      ⑤杉山正樹(愛知)07

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      このレースも並びに変化があったが、チルトを跳ねて伸び型に特化(展示タイム6・65!)した杉山と馬場がすんなりの入れ替わり。前付けとは違うためスロー勢もゆっくりと艇を流して9Rとは別物の穏やかな待機行動だ。

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      いざ実戦、アウトから杉山がどんだけ出て行くかと見ていたが、馬場を超えるほどの勢いはない。それよりもスリットで目を惹いたのは、やはり今節ではトップ級の直線足を誇る3コースの岡崎だった。スリットではわずかに覗いた程度から、ずんずんずんずん1マークに近づくにつれてさらに加速していくムード。その勢いに圧迫された桐生がそれでもブロックしながら小回りの差しで応戦したが、伸びなり奔放に1マークを握りまわった岡崎が軽々と2番手を確保した。

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      バックでその岡崎の3艇身先を突っ走っていたのが毒島だった。今日もまったく危なげのないイン逃げ。スタートではやや後手を踏み、さらに岡崎に伸びられる展開にも関わらず、まったく焦ることなく完璧なインモンキーで影すら踏ませぬ完勝だった。
      1着・毒島、2着・岡崎。

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      今節も毒島の強さが際立っているが、特筆すべきはエンジン出しだろう。前検の私の見立ては「僅差だけどドリーム組でいちばん劣勢」だった。当時の本人コメントも「班ではちょっと弱そう」とシンクロしていたが、あれから6日が過ぎたいま、おそらく評判の高い峰竜太63号機よりも完成度が高いと思う。パンチ力こそないものの、全体的に弱点の見えないバランス型。いつもの毒島スタイルにも近い仕上がりでもあり、一撃まくられの脅威さえなければ、優勝戦のスローからでも難なく対応できるパワーだと思っている。うん、いつものことながら、ピットでも水面でもこの男は憎らしいほど強い。

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      そしてそして、今節の台風の目・岡崎64号機が見事にファイナルまで生き残った。このモーターの前節は「地元の花田和明が6号艇で優勝」というサプライズをやらかしており(恵まれではあったが)、確かに予選道中でも不気味なレース足を感じさせるムードはあった。ただ、乗り手の性質もあって今節ほど伸びるわけではなかったから、岡崎が自分なりに手なずけて直線足を上積みしたのだろう。今節はこれだけスリット足が強くいのに、ターン回りも水準以上という感じ。今シリーズはほとんどがバランス型のどんぐりパワー相場の中で、このいささか危険な飛び道具が生き残ったのは実に興味深い。明日は全国が毒島鉄板のムードに染まる中、穴党にとっての救世主になってくれるかも?

      凸凹デッドヒート

      11R 並び順
      ①稲田浩二(兵庫)12
      ②篠崎仁志(福岡)09
      ③新田雄史(三重)14
      ④原田幸哉(長崎)11
      ⑥前本泰和(広島)12
      ⑤西山貴浩(福岡)09

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      このレースも非枠なり進入。前本が前付けに動くと、5号艇の西山が腹を括っての6コース単騎ガマシを選択。12346/5で西山に伸び足があれば脅威となるのだが、スリットからひょいと覗き加減だった後は「伸び、売り切れました」という感じで前本と舳先を揃えた。

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      ダッシュが不発でスロー5艇がほぼ横一線となると、1マークは内から順繰りの逃げ差し合戦。稲田が先マイ(ややターンマークに寄りすぎ&握りすぎだったかも)、仁志が差し、新田がまくり差しという正攻法から、私が期待した新田の割り差しは届かず、バック直線は完全に逃げる稲田vs2コース差し仁志の一騎打ちとなった。

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      仁志の舳先がわずかにめり込んだまま100mほど並走し、2マーク手前でより伸びたのは内の仁志の方だった。初日からずっと課題とされた稲田の伸び足=弱点が露呈した瞬間。ここでもうひと伸びあれば、2マークの稲田は差しても握っても仁志を突き放しただろう。劣勢の稲田は伸びられながら力ずくで2マークを握り倒したが、当然のように外へ外へと流れる。それを横目にくるり小回りした仁志が抜け出し、その後も接戦が続いたものの僅差のリードを守り続けた仁志がファイナルの最終チケットを入手した。
      1着・仁志、2着・稲田。

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      2艇のデッドヒートは迫力満点ではあったが、うがった見方をすれば「決め手に欠くパワー同士だからこその接戦」とも言えるだろう。ふたりのうちのどちらかが村田や久田、岡崎レベルの抜群パワーなら、2マーク前後の攻防であっさりケリが付いたはず、という思いは強い。両者を部分的に鑑定すると、「行き足から伸びは仁志がやや優勢で、回り足~出口の押し足は稲田が強め」で、だからこそ付かず離れずのテイルトゥノーズとなった。それぞれ特徴は違えど、トータル評価としてはふたりともにB+=中堅上位が私の勝手な鑑定である。

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      明日のファイナルでセンター枠に陣取るこのふたりが、どこまでイン毒島を苦しめることができるか。パワー相場的にはいささか厳しい気もするのだが、双方の機力の特徴を踏まえれば「行き足~伸びがやや強い仁志が内で、出足系統しっかりの稲田が外」という並びは逆目よりも攻撃力が高そうではある。

       

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      予選トップの稲田浩二は、序盤の時間帯は特別動きを見せてはいなかった。昼と夜では気候がまるで違う。急ぎの整備が必要ではないのなら、静かに始動の時を待つのはむしろ自然なこととも言える。稲田に限らず、準優組では作業を始めていない選手のほうが多いくらいだった。ナイターレースであれば特に、5日目のごく当たり前の光景ではある。

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      対照的に、準優1号艇の群馬勢=毒島誠と久田敏之は、動き出しは早かった。プロペラ調整だけではなく、試運転も1Rが始まる前から行なっていて、これはこれで狙いがあっての行動であろう。2R発売中、二人は同時にボートをいったん陸に上げた。別に共同で作業などをしているわけではないけれども、たまたまタイミングが同じだったのだ。ちなみに、プロペラ室では並んでペラを叩いていることが多く、そのかたわらには松本晶恵もいて、時に話し込む場面も見かける今節である。

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      やはり早くから調整作業をしているのは、まず村田修次。エンジン吊り以外の時間は、ほぼプロペラ室にこもっていると言っていいだろう。SGは11年オーシャン以来の出場であり、準優出にいたっては07年グランプリシリーズ以来。この環境に身を置くのは実に久々ではあっても、そこは名人、落ち着き払っているように見える。

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      原田幸哉もプロペラ調整を進めていた。かたわらにはいつものように柳沢一。その場面を見かけたわけではないが、言葉を交わし合いつつの作業であることは想像がつく。これは調べてみて驚いたのだが、原田のSG優出は今のところ12年メモリアルが最後。もう8年以上も遠ざかっているのだ。そんなに開いてたっけ? 現在は長崎支部でも、蒲郡SGはもちろん特別な一戦。この場所で、久々のSG優出を果たしたいところ。

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      最も大きな動き、ということになろうか。平本真之が本体整備をしている。平本はすでにグランプリのベスト18は当確、その意味では気が楽……ということはないということですね。優勝すればベスト6入りを果たすのだし、何より地元SG。モチベーションは高いままだ。渾身の勝負で、地元の砦を守り抜く気合である。

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      さてさて、女子は予選最終日の勝負駆け。まず気になったのは、1R登場の大瀧明日香だが、1マークは攻めたものの4着に破れてしまった。これで予選突破はかなり厳しい状況となってしまい、今年もまた12位でヤキモキさせられるチャレンジカップとなってしまっている。落胆がないはずはないと思うが、大瀧はキビキビと6Rに向けての準備を始めていた。去年の最終日の姿を見ているだけに、今年はなんとか12位に残れないかと祈りたいのだが。

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      2Rでは竹井奈美が逃げ切り。昨日の12Rに続く連勝で、後半に望みをつなぐ形となった。といっても、やはり安堵や歓喜をあらわすよりも、6Rへの準備に走った竹井。まだ戦いが続く以上は、気持ちを切らせるわけにはいかないのだ。6Rは5号艇。逆転ファイナル行きなるか。

       

      予選トップ通過は、既報のとおり、稲田浩二。ここまでは展開にツキもあったが、今日はきっちり逃げ切ってみせた。なにしろ、チャレンジカップは15年連続で1号艇が優勝している。準優を逃げ切れば、一気にSG初制覇に近づく。そして、初のグランプリ出場に近づく!
      などと高揚しているのはこちらのほうで、レース後の稲田からはそんな雰囲気は微塵も伝わってこないのであった。この飄々とした感じが稲田の持ち味。明日の準優を逃げ切った後も、こんなふうなんだろうな、と想像してみたりする。それとも、笑顔が爆発するのか!? とにかく楽しみだ。

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      稲田が逃げた10Rで4着に敗れた峰竜太。結果的にだが、3着でもなんとか滑り込めていただけに、この敗退は痛かった。着替えを終えてピットにあらわれたとき、たまたま11Rの展示を終えた上野真之介と顔を合わせた。愛弟子に向かって峰は、「今回だけは、本当に合ってなかった」と調整がうまくいかなかったことを告白している。上野も「いい角度だと思ったのに、刺さりませんでしたもんね」と、2周1マークについて感想を述べている。ペラ巧者の峰でも、ここ一番の勝負で失敗することがあるということだ。まあ、とにかく昨日の減点10が痛かった。グランプリはトライアル2nd初戦1号艇は確定している。年末に向けて、なんとかリズムアップを果たしたい。

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      上野は、11Rで6コース回りになったものの、きっちり2着。今節は6コースが3回あって、1着2着3着。また、5コースで1着と、外コースのほうが成績がいいという(笑)。1号艇と2号艇で順当な成績を残してたら、と思うと惜しい。ただ、師匠とは反対にリズムはいいということなのだろう。自身は予選落ちが決まったこともあって、峰が笑顔で上野を出迎え、上野もそれに呼応している。師匠の分まで!

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      11Rでは池田浩二が3着。池田は2着条件だったので、着がひとつ足りなかった。賞金ランクは19位の池田が予選落ちということは、グランプリ行きは絶望的になってしまったということだ。18位の守田俊介を逆転するには約150万円が必要だが、残される道は準優で事故があって、特別選抜B戦に繰り上がって1着(210万円)くらいだろうか。それ自体がほとんど現実的ではない……。池田はヘルメットの奥で、露骨に顔をしかめた。それはそうだろう。敗戦自体も、GP行きに望みをほぼつなげなかったことも、痛恨に違いない。かなり遠目に見えたカポック着脱場では、脱力している様子が見えた。6着大敗の平本真之に挨拶されても、力なく応えるのみだった。んー、悔しい! 溜息のひとつも出ようというものだ。

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      平本は準優は当確で、すでにグランプリ(トライアル1st)も当確。池田とは正反対の立場であった。しかし、レース後の悔しがり方は池田以上だったかもしれない。6着だったのだ。前半は6コースから1着だったのに……。何度か書いているように、平本は悔しさを決して隠そうとはしない男。それがまたこの男の良さである。だから、準優OKだろうとグランプリに行けようと、大敗を喫したらひたすら悔しい! それを目いっぱい、表に表現するのである。地元からの予選突破は平本と杉山正樹の二人。砦を死守するため、明日は気合の入る一日だ。

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      10R発売中に、予選突破を決めた丸野一樹が声をかけてきた。前半1着で当確ランプを灯し、後半は2番手に浮上しそうなところで舳先が浮き、4着に後退してしまった。しかし果敢なレースぶりは目を惹いたし、足色も上向いているように見えた。昨日の終盤の時間の大幅なペラ調整が当たったのか。ただ、その4着に敗れた一戦は、ニードルの調整に失敗したそうだ。前半の感触が良かったため、ナイターの時間帯でもそのまま行けると踏んだのだが、これがズレていたのだそうだ。この失敗はむしろデカいよね。なぜなら準優はナイターの時間帯であり、こうすれば失敗するという経験を踏んだのだから。準優は濃いメンバーに入ってしまったが、一発あってもおかしくないと思うのだがどうか。

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      女子では、長嶋万記が9Rで差し切り1着。マキスマイルが、静かにではあったが花開いていた。エンジン吊りのとき、徳増秀樹が嬉しそうに長嶋に声をかけ、レース