◇岡崎恭裕(33)福岡支部94期
賞金ランク16位・6799万1000円
2年ぶり4回目
グランプリ出場のラストチャンスとなる11月の蒲郡チャレンジカップで優勝戦2着。圏外から16位まで賞金ランクをジャンプアップさせて、2年ぶり4回目のグランプリ出場を決めた。
「今までと違って急きょ決まった感じなので、ラッキーな感じがありますね。13位以下で行くのは初めてだし、気負わず走れると思う。2走しかないし気楽に走って、もしダメならシリーズの優勝を目指したい。そういう意味でも気楽に走れるのは楽しみです。いいレースをしたい」とリラックスモードだ。
ただ、過去3回のグランプリでは2度、優勝戦まで駒を進めている。出場するだけで終わるつもりはない。来年は3月福岡クラシック、5月若松オールスター、7月芦屋オーシャンカップと地元SGが続く。今年6月の鳴門GⅠ67周年記念でV。クラシック出場は決定、オーシャンカップ出場もほぼ確定となっている。
「一番の目標だったクラシックの権利を取ることだったので、それが早めに達成できて気持ち的に楽になった。来年は地元でSGが3つあるし、最低でも1つはと思っていた。来年は勝負の年ですね」
残るはオールスター。2013年から7年連続で出場していたが、今年はまさかの落選。「オールスターに出られなかったのは、自分の中ではちょっとした事故かなと思っています(笑い)」。オールスター出場のためにも、グランプリでしっかり結果を残して、ファンにアピールするつもりだ。
◇徳増秀樹(46)静岡支部75期
賞金ランク10位・8326万3500円
2年連続2回目
昨年、デビュー26年目にしてグランプリ初出場を果たしたが、トライアル1st敗退に終わった。
「昨年、悔しい思いをしたので、今年は何としても出たいと思ってやってきた。結果が出たし、このチャンスをものにしたい。人生を賭けてと言えば大げさだけど、それくらいの気持ちで、それでいて自分らしさを出せるレースをしたい」と、リベンジを誓っている。
昨年はクラシック、グラチャンで優勝戦に進出。オールスター、ダービー、チャレンジカップで予選突破と、最高峰の舞台で堅実な走りを見せて、グランプリに駒を進めた。今年はSG初戦となった5月の住之江オールスターで優出すると、6月の宮島グラチャンで念願のSG初制覇を果たしてのグランプリ出場だ。
「グラチャンを勝ったのはとてもうれしかったけど、夏場以降がだめ。エンジンの引きが悪いこともあったけど、とにかく出足やターン回りが仕上がらなかった」と、グラチャンV以外は納得できる1年ではなかったが、最後の締めくくりとなるグランプリとなれば話は別だろう。
舞台となる平和島についても「あまりいいことはないけど、前回(平和島GⅠ66周年記念)で準優1枠が取れた。準優は5着になったけど、その時のイメージや反省が頭の中に入ってるし、対処はできると思う」と、戦うイメージもできている。
持ち前の整備力、堅実なレース運びを存分に発揮して頂点を目指す。