熱戦の続くボートレース江戸川のGI「江戸川大賞 開設65周年記念」は19日、3日目を終了。20日に予選最終日となる4日目を迎える。
18日の2日目に2021年初勝利を挙げた西山貴浩(福岡=33)はこの日も5R、12Rをまくり差しと差しで見事に連勝ゴール。しかも、4号艇、6号艇という外枠2走でのものだけに、その価値は高い。
12R後には「奇跡、奇跡、奇跡! グランプリから、まだツキが残っているみたいです。日頃の行いがいいんでしょうね。(6号艇での)この1着はメチャクチャ大きい!」といつもの〝西山節〟を炸裂させ、してやったりの表情だ。
これで2日目から怒涛の3連勝! 得点率も8・40に押し上げて、3位につけた。機力はまだ中堅の域を出ないが、リズムは最高潮。こうなると、昨年9月の徳山ダイヤモンドカップに続く、2度目のGⅠ制覇も射程圏に入ってきたといえそうだ。
ボートレース江戸川のGⅠ「江戸川大賞 開設65周年記念」は18日、予選2日目を終了し、19日は予選3日目を開催する。
2日目を終えて〝江戸川鉄兵〟の異名を取る地元の石渡鉄兵(東京=46)が3戦2勝3着1本で得点率首位を快走しているが、注目したいのが昨年のグランプリファイナリスト、西山貴浩(福岡=33)だ。
今節は機2連率39%の20号機を相棒とし、初日は3、5コースから3、3着と悪くない船出ながら「弱い。離されている」と伸びへの不満を口にしていたが、迎えた2日目は待望のイン戦。ここをコンマ07の渾身の踏み込みから1M先マイを果たし、逃げ切り快勝で今年初勝利を手にした。
引き揚げてくるなり、開口一番「九州の人間で今年初勝利が江戸川ってすごくないですか。なかなかないですよ」と〝西山節〟がさく裂。
「ペラをだいぶ叩き変えてこっちの方がいい。伸びは普通くらいだけど出足はこっちの方が良くて悪くないですよ」と舟足の上積みにも成功した。
「荒れ水面も嫌いじゃないし、あとは2、3着を拾って準優に乗りたい」とオール3連対で波に乗る西山が自身2個目のGⅠタイトルを虎視眈々と狙っている。