ボートレース若松(福岡県・ナイター開催)の一般戦「九州スポーツ杯」は22日、2日目を開催した。
今節は予選3日制の5日間開催だが、2日目終了時点で得点率トップに立ったのは松田大志郎【写真】。地元ではあるが、松田はどういうわけか若松の出走機会が極端に少なく、今節も1年7カ月ぶりの登場。最近5年でわずか5節目と年に1度、若松に来るかどうかで、ある意味地元水面とは呼べないレベル。にもかかわらず、しっかり結果を出すのはさすがと言える。
松田は2016年の常滑ヤングダービーでG1戦制覇歴がすでにあり、SG戦出場も5回を数えるが、今年はG1戦を1回しか走っていない。福岡支部はどこよりも選手層が厚いので、これほどの実績があっても、なかなか記念に呼んでもらえないという事情がある。
しかし、今年は一般戦ですでに優勝が5回。勝率も7点台をキープしており、来年3月にこれまた地元の福岡で開催されるSG戦・ボートレースクラシックの出場権はほぼ手中に入れた。さらに特筆すべきは1着数。2日目の1着が今年の116勝目。年間最多勝利のタイトル争いでトップを独走し続けてきた峰竜太(123勝)に7勝差の2位と迫ってきたのだ。
<年間最多勝利争い>
1位 峰 竜太(佐賀支部)123勝
2位 松田大志郎(福岡支部)116勝
3位 上野真之介(佐賀支部)113勝
4位 塩田 北斗(福岡支部)102勝
5位 深川 真二(佐賀支部)100勝<年間最高勝率争い>
1位 峰 竜太(佐賀支部)8.74
2位 白井 英治(山口支部)8.30
3位 守田 俊介(滋賀支部)7.97
4位 上野真之介(佐賀支部)7.93
5位 前本 泰和(広島支部)7.92今年の峰は最高勝率はもちろん、最多勝利、獲得賞金1位、さらにMVPと記者大賞で史上初となる年間タイトル5冠を狙っている。獲得賞金やMVPは当然、平和島グランプリの結果次第だが、最高勝率と最多勝利に関しては年頭から独走しており楽勝ムードが漂っていた。その一角を松田が崩しにかかっているわけだ。
松田は、「(タイトルを)取れるものなら…とは思いますが、大きいことは言えません。残り1カ月ちょっと、1走1走を大事に走るだけですね」と闘志は内に秘めている。しかし、年内の残る出場レースは峰がSG戦2節と若松のプレミアムG1戦、そして最後が地元唐津の一般戦に対し、松田は今節を含めて一般戦ばかり4節と、条件は圧倒的に有利。峰もうかうかできない状況になってきた。
現在行われているプロ野球日本シリーズではソフトバンクホークスが巨人を相手に何から何まで圧倒。控えの選手が出てきても、巨人ならレギュラーになれるのでは?と言われるほど。福岡支部にいるがためにこんなに強くても記念レギュラーになれない松田が、ソフトバンクの控え選手にだぶって見えてきた。
凄いな!!あんまり目立たないし、グレードとかも違うから一概には比較は出来ないが、殆どの賞が峰竜太選手では面白みに欠けるので是非逆転してもらいたい!!