BBCトーナメント1回戦
4R
①田村隆信(徳島)
②新田雄史(三重)
③菊地孝平(静岡)
④寺田千恵(岡山)
⑤金子龍介(兵庫)
⑥上平真二(広島)
5R
①深谷知博(静岡)
②平山智加(香川)
③池田浩二(愛知)
④上條暢嵩(大阪)
⑤平本真之(愛知)
⑥石渡鉄兵(東京)
6R
①寺田 祥(山口)
②村田修次(東京)
③湯川浩司(大阪)
④丸野一樹(滋賀)
⑤林 美憲(徳島)
⑥福来 剛(東京)
7R
①徳増秀樹(静岡)
②磯部 誠(愛知)
③大上卓人(広島)
④篠崎元志(福岡)
⑤平高奈菜(香川)
⑥木下翔太(大阪)
8R
①吉川元浩(兵庫)
②前本泰和(広島)
③小野生奈(福岡)
④羽野直也(福岡)
⑤柳沢 一(愛知)
⑥桐生順平(埼玉)
9R
①篠崎仁志(福岡)
②松井 繁(大阪)
③三角哲男(東京)
④江口晃生(群馬)
⑤森高一真(香川)
⑥守屋美穂(岡山)
10R
①毒島 誠(群馬)
②守田俊介(滋賀)
③遠藤エミ(滋賀)
④馬場貴也(滋賀)
⑤今垣光太郎(福井)
⑥西山貴浩(福岡)
11R
①峰 竜太(佐賀)
②上野真之介(佐賀)
③上田龍星(大阪)
④仲谷颯仁(福岡)
⑤浜野谷憲吾(東京)
⑥原田幸哉(長崎)
明日、12月3日からボートレース若松で「BBCトーナメント」が開催される。4日間の短期決戦は、昨年の平和島大会に次いで2回目。新たに導入されたプレミアムG1はこれまでにない趣向に満ちている。
「BBC」とは…
B ボートレース
B バトル
C チャンピオン
の略。その戦い方が「トーナメント」なのである。従来のように予選を行い、成績上位が準優勝戦に勝ち上がる方式ではない。
一戦一戦が勝負駆けの勝ち上がり方式。3着以内に入らなければ次がないのだ。初日は4〜11Rで1回戦が行われ、各レース3着以内に入った選手が翌日の準々決勝戦に進む。
2日目の準々決勝戦は8〜11Rで行われ、同様に上位3着が準決勝戦へ進む。
3日目は10Rと11Rで準決勝戦が実施される。
その上位3名ずつ、計6選手が4日目の12R決勝戦に進出することになる。つまり、毎日が一発勝負で「様子見」はありえない。
これが、BBCトーナメント。いきおい、激戦となることは必至だ。
ちなみに、昨年の第1回大会(平和島)では、トーナメントに直接関係のない一般戦を含め、48レース中で10本もの3連単万舟券が出ている。最高配当額は9万300円だった。さらに、ボートレース若松では11月から新しいモーターが導入された。つまり、機力は未知数ともいえる。整備力や調整力がモノをいう可能性も高い。
そんな苛烈なバトルに女子レーサーも参戦する。
いずれも女子代表にふさわしい6名である。当初は…
守屋美穂 (岡山支部 登録番号4482 101期)
平山智加 (香川支部 登録番号4387 98期)
小野生奈 (福岡支部 登録番号4530 103期)
平高奈菜 (香川支部 登録番号4450 100期)
遠藤エミ (滋賀支部 登録番号4502 102期)の5選手(順不同)だったが、最後の最後にベテランが加わった。寺田千恵 (岡山支部 登録番号3435 65期)である。
ボートレース蒲郡で行われたSGチャレンジカップで毒島誠が優勝したのを受けての繰り上がりだが、同期間、同場で開催されたG2レディースチャレンジカップで勝ち、女子賞金ランキング6位に入っている。
「ひとつでもいいレースができればいいと、気負わず臨んだ結果だった…」と優勝戦を回顧している。流れは完全に来ているといっていいだろう。
ボートレース若松のプレミアムGI「第2回ボートレースバトルトーナメント」(通称・BBCトーナメント)が3日、短期決戦のゴングを鳴らす――。今大会に気合満々で乗り込んできたのが西山貴浩(福岡=33)だ。
お祭り男が冬の夜空に花火をぶち上げる! ボートレース界きってのエンターテイナー西山が2020年の〝総決算〟を迎える。本来ならば、強豪トップレーサーたちは、次節に行われるボートレース界の最大のビッグイベントSG「グランプリ」(平和島=15~20日)を今年最後で、最大、最高の舞台と見据えているはずだが、西山に限っては「これ(BBCトーナメント)が今年のメインでしょう!」と、念願の初出場を決めた『グランプリ』を歯牙にもかけない。
というのも、今大会の舞台となる『若松』がホームプール、純地元だからだ。「(ボートレース若松は)僕にとっては特別な場所なんです。デビューも、初優勝もここ。ヨメさんにも『若松は走ってほしくない』って言われるくらいですから…。それだけ、若松でのレースの前には僕がピリピリとしているんでしょうね」。〝若松では負けられない〟、〝下手なレースはできない〟、そんな思いが人一倍強いからに他ならない。
前回の若松戦、7月の一般戦優勝戦ではインコースの〝王者〟松井繁に対して、2コースから豪快なツケマイ勝負に出て優勝を勝ち取ったのは記憶に新しい。しかも、今回は9月の徳山ダイヤモンドカップで念願だったGI初優勝を飾り、タイトルレーサーの箔をつけての〝凱旋シリーズ〟となる。さらに、プレミアムGIというお祭りムードもあって、いつもの若松以上に、やる気になっているようだ。
「来年にはSGオールスターも開催されるし、とにかく(若松を)盛り上げたいと思っているんですよ。そろそろ田頭(実)さんから、『ミスター若松』の称号を引き継ぎたいですからね(笑い)」
そんな西山にとっての〝大舞台〟の1回戦は第10R・6号艇。コンビを組むのは57号機となった。前検日は「回り過ぎで下がっていた。でも、スタートは届いていました」と、満足なデキとはいかないまでも、地の利を生かしての機力アップも見込めるはず。
さらには「6号艇なのでコース取りは臨機応変にいきたい。大人しくはしていない。前づけも含、ゲリラ戦も辞さない構えだ。
グランプリには目もくれず、この若松での勝負に照準を合わせてきた西山。「そんなのが一人くらいいても、いいじゃないですか!」
今年の「BBCT」は西山の、この心意気を買いたい。
ボートレース若松(福岡県・ナイター開催)のプレミアムG1「第2回ボートレースバトルチャンピオントーナメント(BBCT)」が3日に開幕する。
出場選手は48人。初日は4Rから11Rまでの8個レースで1回戦が行われ、各レース3着以上の選手24人が2日目の8Rから11Rで行われる準々決勝戦に勝ち上がる。
1回戦の枠番は選考順位8位までの選手が1号艇。9位から16位の選手が2号艇だが、3号艇から6号艇までは前検日に抽選が行われ、グランプリ出場を決めたばかりの地元・西山貴浩や桐生順平、原田幸哉らは不利な6号艇を引いてしまい、早くも明暗が分かれている。
モーターはまだ新しく、今大会が5節目。飛び抜けたエース機候補のモーターはまだ不在ではあるが、上位機候補のモーターは多数あり、その中でも伸び型の26号機を手にした徳増秀樹【写真上】が前検1番時計をマーク。「ペラが合えば出そう」と本体にはそれなりの感触を得ており、1回戦の7R1号艇はインからきっちり仕事をしそうだ。
11月から男女の最低体重制限の差が5kgに広がったことで、男女混合戦における女子レーサーの活躍が目立つようになってきたが、今大会も6人の女子が参戦。その中でも一番の注目は平高奈菜【写真下】。新モーター1節目に若松を走り、圧倒的なパワーで優勝。女子力(軽量の利)を嫌というほど見せつけたばかり。今回はそれほど良さそうなモーターではないが、前検は試運転から強めの気配を披露。
さらに寺田千恵、守屋美穂、遠藤エミも好感触を得ており、小野生奈も上位機候補のモーターで実戦足は大いに期待できる。今大会は少数精鋭の女子レーサーたちから目が離せない。
ボートレース若松のプレミアムGⅠ「第2回ボートレースバトルチャンピオントーナメント」(BBCトーナメント)が3日に開幕する。初日は4~11Rまで1回戦が組まれており、1~3着が4日の準々決勝に駒を進める。
エンジンは初降ろし(11月2日)から日が浅く、まだ相場は固まっていないが、地元のホープ・仲谷颯仁(はやと、福岡=26)がパワフルな動きの1号機を引き当てた。このエンジンはまだ2節しか使用していないが、2節とも〝エース〟級の動きを示してきた。
前検日のスタート特訓で感触を確かめた仲谷は「プロペラはもらったままで特訓しました。いいエンジンと聞いていましたけど、その通りで足は良さそう。行き足が良くて乗りやすさもある。最近の若松でも、前検としてはいい方です」と、素性通りの好感触を得た様子だ。
今年はここまで5回優勝。是が非でも欲しい来年3月の福岡SGクラシックへの出場権争いではボーダー上に位置する。当確ランプをともすためにも、今節は結果を出したいシリーズだ。「一発を狙ってやろうってほどじゃないです(笑い)。でも、若松なら頑張りたい」と、デビューの地であり、純ホーム水面で気合を入れている。
前節のびわこGⅢでは浜野谷憲吾(東京=47)ら強烈なメンバーを向こうに回しながら11戦8勝の圧倒Vを飾っており、勢いも十分。しかも舞台は今年3節参戦して3優出2Vの若松。1回戦11Rの絶好枠には艇界のキング・峰竜太(佐賀=35)が座るが、地の利を生かせば大仕事をやってのける可能性も十分だ。
ボートレース若松のプレミアムGI「第2回BBCトーナメント」――。今大会は男子トップレーサーに交じって、6人のレディースレーサーも〝ガチ〟参戦。3日の初日1回戦では守屋美穂(岡山=31)に注目したい。
直前の蒲郡GⅡ「レディースチャレンジC」で優勝戦1号艇を手にしながら、スタートで後手に回ったことで2号艇・小野生奈(福岡=32)のまくりを誘発し、1Mは小野と大競り。結局、寺田千恵(岡山=51)が3コースからガラ空きの1Mを回っただけでV。岡山の先輩に〝花道〟を譲る脇役になってしまった。レース後は反省していたが、早くも今回、リベンジのチャンスが到来したようだ。
引き当てた14号機は前操者の女子・中川りなが超抜の動きを誇った優良機。同じ女子とあって体重差も少なく、調整もしやすいはずだ。前検日は「はっきりとは分からなかった」と景気のいいコメントこそ出なかったが、これはいつものことで心配には及ばない。
1回戦9Rは6号艇での登場。ただ、4号艇・江口晃生(群馬=55)が進入争いをかく乱するはずで出番は十分にありそうだ。3着までが勝ち上がれるシステムだけに〝しっかり〟〝ちゃっかり〟と準々決勝へ進出してもおかしくない。
今節は波乱の主役として白羽の矢を立てたい。