今年4月に1年4か月の産休から復帰。8月にボートレース宮島で開催されたヴィーナスシリーズで復帰後初Vを飾った。しかし、その後は優勝戦進出ゼロと、まだ長期休養のブランクを払拭できていない。
中村も「最近はよく事故をしている感じ。9月の浜名湖でも落水した。原因はやっぱり焦り過ぎ。前はもっとしっかり乗れていたと思うので、自分の中でギャップがある。気持ち良くハンドルを入れられていない」と痛感している。
そんな中、心強い存在となっているのが先輩ママさんレーサーだ。「西村(美智子)さんや平山(智加)さん、それに他の支部の先輩達から“焦らずレースしていくしかない。無事故でやっていれば自然と慣れていくから”と言われて助かってます」と明かす。
このアドバイスのようにブランクを埋める特効薬は「時間」。2018年3月にはボートレースびわこのGⅡレディースオールスターを制するなど実力は証明済み。本来の力を発揮するのも時間の問題だろう。
水面を離れれば母として子育てに奮闘中。ここにも心強い存在がいる。香川支部の先輩レーサーで夫の竹田和哉だ。「旦那がメチャクチャ育児に協力してくれるんですよ。友達の子供とかとしっかり遊んでいるのは見ていたけど、それが自分の子供となると、もうすごいって感じ(笑い)。特に2人一緒の時はほぼ旦那に任せ切り。頼りがいのあるイクメンです」と頬を緩める。
今後については「まずは来年9月のヤングダービー。出場期限のある大会なので頑張りたい。A1級とかはあまり考えないようにして無事故で頑張っていきます」と目標を語る。焦らず時間をかけて本来の攻撃力を取り戻す。
〈中村桃佳・11月の出場予定〉
◇11月5~10日 ボートレース江戸川・ヴィーナスシリーズ
◇11月27日~12月2日 ボートレース多摩川・男女W優勝戦【11月の女子戦】
11月のオールレディースは12日からのボートレース児島での開催のみ。主役は賞金ランク2位から逆転トップを狙う地元の守屋美穂だ。平高奈菜、寺田千恵、大滝明日香、細川裕子らもV争いに加わる。5日に開幕するボートレース江戸川のヴィーナスシリーズは、12月にボートレース浜名湖で開催されるプレミアムGⅠ「クイーンズクライマックス」出場圏内(賞金ランク12位以内)となる田口節子、遠藤エミが2強。
ボーダー以下から浮上を狙う深川麻奈美、竹井奈美も気合の走りを見せる。18日が初日となるボートレース戸田のヴィーナスシリーズは鎌倉涼、清水沙樹、落合直子の現A1勢に、来期A1復帰が確実な山川美由紀、広中智紗衣が主力を形成。若手の富樫麗華、西橋奈未、出口舞有子ら多彩な顔ぶれが揃う。
なお、24日に開幕するボートレース蒲郡のGⅡ「レディースチャレンジカップ」の出場選手は、10月31日までの女子賞金ランク(上位20人)で決まる。
産休前は本当に強かったイメージ!!
仕方がない事なんだろう、徐々に復活するでしょう。
休み前の状態に戻れば実力は間違いなく女子の中ではTOPクラス!!