いよいよ若者の祭典・プレミアムGⅠ「第7回ヤングダービー」が17日に開幕。ボートレースびわこを舞台に30歳未満の若手レーサーが激しい戦いを繰り広げる。直前連載「新時代への疾走!」最終回は大会史上初の女子選手によるVという新たな歴史に挑戦する女子レーサーを特集する。
今大会に出場する女子選手は9人。やはり目玉は大山千広だ。直前の福岡オールレディースでの勇み足でF2と大きなハンディを背負っての参戦となってしまったが、GⅠ4優出のうち2018年9月の浜名湖ヤングダービー、19年11月の福岡66周年記念の2回は男女混合戦。Sは自重しても持ち前のスピードターンを駆使した道中勝負でしっかりと上位争いに食い込んでくる。実績や総合力を考えれば十分、勝負できる力は備えている。
塩崎桐加は今回が5度目のGⅠ挑戦でヤングダービーは初出場となる。「初めて出させてもらう若手の大会なので周りからいい刺激をもらいながら頑張りたいですね。三重の後輩選手がみんな強いので、いろいろと教わりたいです(笑い)」。19年2月の浜名湖・東海地区選では男子レーサーを相手に予選突破。「男女混合のGⅠは浜名湖の地区選以来2回目だけど特別な感じはないし、一走一走いつも通りやるだけです。まずは準優に乗ってそこから一つでも上を目指していきたい。びわこはすごく相性が良くてイメージもいいので楽しみはあります」と静かに闘志を燃やしている。
成長度という点で一発の魅力を秘めるのが土屋南だ。16年11月のデビューから期ごとに勝率を上げて21年前期適用勝率は現在、6・28でA1初昇格も視界に入ってきた。7月には念願の初Vと着実にステップアップしている。「ヤングダービーとレディースチャンピオンに出たくて昨年は頑張ってきたから、出られてうれしいです。今回はどこまでできるのか楽しみしかないです。前と違って、私もだいぶ成長しましたし…(笑い)」と大舞台参戦が待ち切れない様子。「女子の活躍は励みになります。チイちゃん(大山千広)や親しくしてくれる(平山)智加さんが活躍して、目の前で優出や優勝しているのを見ていると、すごく刺激になっていますし、私も頑張らないと!」と奮起を誓った。
東スポ
確かに期待はするけど本当にF3したら大損害だろうな、この子の人気は凄いから。
正直スタートだけは絶対に無理せず行ってほしい。しかし奇跡的な事も期待をしてしまう。